2013年9月3日火曜日

音にもニュアンスがあることを知ろう♪   ~聴く力をつけるために~

聴く力をつけることがピアノ上達には必要だというお話を以前からしていました。
今回はそれについて、具体的にお話してみます。


「音のニュアンス」
何のことかお分かりでしょうか?
ピンとこないですよね。
身近な言葉、「ありがとう」を例にとってお話します。


「ありがとう」という5文字の言葉。
短いけれど、シチュエーションによってそのニュアンスは大きく変わってきます。

例えば、プレゼントを受け取って嬉しい気持ちになったときの「ありがとう」。
少し上ずった声で表情豊かに言います。

一方、子どもが母親に「ありがとうって言いなさいよ!」と叱られ、泣きべそかきながら言う「ありがとう」。
声は小さく、ひくひく言いながら、ですね。

このように、その時々のシチュエーションで「ありがとう」が全く違ったものになります。
実はこれ、ピアノ演奏にも当てはまるのです。
短いフレーズひとつも、そのニュアンスによって全く別の音楽に聴こえてきます。
ここは可愛く弾くところ?それとも怒ったように弾く?など、フレーズごとに考えながら弾いてみてください。

まずは「音楽にはニュアンスがある」ということを知ったうえで、音を聴き、弾いてみること。
試してみてください。







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