「小さなこどもには、とにかく簡単で単純な響きの曲を。」
こんな私の思い込みが、見事に覆されてしまいました。
今、話題の若手作曲家、轟千尋先生の講座に行ってきました。
『おしゃれな響きで こどもたちの“耳”を開こう!』
こんなキャッチフレーズのついた今回の講座。
「耳がわくわくする響きを楽しんでもらいたい!そして自由に操ってもらいたい!」
そんな千尋先生の想いが込められた楽譜、『きらきらピアノ』に基づいてお話が進められました。
「早い時期からいろんな響きに出会うチャンスを与えてほしい」と千尋先生。
例として『かえるのうた』に一味違った和音を付けることを提案してくださり、実際に演奏してくださいました。
すると、なんともオシャレな『かえるのうた』に!
メロディーは同じでも、和音を変えるだけでこんなにもイメージが変わるんですね。
これはぜひ今後のピアノレッスンに取り入れていきたい、演奏を聴いた瞬間にそう思いました。
私に限らず、これまでのピアノ指導現場では導入教材は主に、ドミソ(Ⅰ)・ドファラ(Ⅳ)・シファソ(Ⅴ7)の和音に基づいて作られた曲を使うことが多いのではないでしょうか。
確かに、これ以外の響きを用いた千尋先生の教材は、慣れるまでは違和感を感じるかもしれません。
実際に、先生も「耳が響きに慣れ、おもしろがるまで、早くても半年はかかるかもしれない」とお話されていました。
それだからこそ、この新しい、オシャレな響きに少しずつ触れてもらい、耳を慣らすことを始めていきたい。
音楽、そして生徒さんたちの可能性、未来が、これらに慣れることで何倍にも広がること間違いなしです。
生徒さんたちには今取り組んでもらっているテキストを続けてもらいつつ、この千尋先生の新たな試み、『おしゃれな響きでこどもたちの“耳”を開こう!』を少しずつ実践してみます。
きらきらピアノホームページで千尋先生のテキストに載っている曲を視聴することができますのでぜひ。
http://zen-on.jpn.org/todoroki/
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