2022年9月1日木曜日

リズムをはじめとするソルフェージュについて♪

 こんにちは。

夏休みも終わり、9月に入りました。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

こどもたちは夏休みも終わり、通常の生活リズムに戻りました。

レッスンの際、夏休みの思い出話を楽しく聴かせてくれました。

コロナ禍であまりお出かけができなかった子も、お家で工夫して過ごしたことを報告してくれました。


私は先月はピティナピアノコンペティション京都本選が東部文化会館でありましたので、スタッフとしてお手伝いをしてまいりました。

参加者の熱意あふれる演奏に触れ、また、審査員やスタッフの先生方との関わりから様々なこと学び、良い機会になりました。

ご一緒させていただいた方々、ありがとうございました。



さて、先日、生徒さんのお母様から「リズムの読み取りがどうも苦手なので特訓をしていただくことはできますか?」とご要望いただきました。

その生徒さんはドレミを読むことはだいぶ出来るようになっているのですが、それに比べて、リズムを正しく読むのに苦戦しておられる様子で、私も気になっています。

リズムの教材をあれこれ比較し、その生徒さんが楽しく取り組めるような教材を考えてみました。






この生徒さんに限らず、片手でリズムをたたくのは比較的出来るのですが、両手になるとごちゃごちゃになってしまうことはよくあります。





リズムのみならず、ソルフェージュ全般、もっとじっくりと生徒さんたちに学んでいただく場を作ることができないものかと、今、考えています。

聴音や視唱、和音の聴き取りの他、初見演奏や和音付け、伴奏付け、ほか、普段のレッスンでは時間の関係もあり、生徒さんの集中力(特に小さな生徒さん)なども考えると、なかなか踏み込んで指導することができずに終わってしまう。

そんな葛藤が私の中にあります。


もう7~8年前になりますでしょうか、ソルフェージュのグループレッスンを実施していたことがありました。

同じ年頃の生徒さん同士でお集まりいただき、月2回ほど聴音や視唱に取り組んでいただいていました。





個人レッスンとは違った角度から音楽を学ぶことができる、お友達同士で楽しみながら学べる、等、ご好評をいただいていたのですが、グループレッスンとなると生徒さん皆さんのご都合を合わせていただかなくてはならなかったり(皆さん他の習い事等、忙しくしておられました)、お一人お一人の進度が違ってきてしまいレッスンにまとまりがなくなってしまったりと、問題が発生してしまい、その後開講を控えるようになってしまいました。

その後は、一部のご希望の方には個人レッスンの時間を長くとっていただき(通常1レッスン30分のところ40分、45分、60分)、通常レッスン後に個別に指導するという形を取っていますが、これからもっと多くの生徒さんにご提案してみようと思います。


ちなみに私がこどものころに通っていた音楽教室(音楽大学の付属でした)では、ピアノ個人レッスンの他に、ソルフェージュ、楽典、オルフメソッド、弦楽器レッスン、室内楽レッスン、声楽、合唱・・実に様々な方向から音楽を学ぶ場がありました。このほかにオペラの公演に参加させてもらったり(公演に向けて合宿もありました)、合唱の伴奏を大きなホールで経験させていただいたこともありました。

教室に通ってくださる生徒さんたちにも、幅広く音楽を学んでいただきたい、それを実現するために多くの機会を今後さらに作っていきたいと思います。

今はコロナ禍ということもありそのような場を作りづらいというのは否めませんが、その中でも出来ることを見つけてゆきたいです。

生徒さん、また、保護者の皆様、もし「こんなことを習ってみたい」「こんな場があったらいいな」等、ご要望ございましたら、ぜひ教えてください。

皆様からいただくご意見はいつも貴重なアイデアの種となっております。

今月も宜しくお願いいたします。