2014年8月28日木曜日

コンクール参加のご感想と私が感じたこと♪
















グレンツェンピアノコンクールに生徒さんが挑戦した記事を前回記載しました。
http://pianist-sakura.blogspot.jp/2014/08/blog-post_21.html

ご兄弟で参加なさった生徒さんのお母様から
コンクールを終えてのご感想をいただきましたのでご紹介します。

『子供たちのお陰で今まで触れることのない世界を見させて貰い感謝です。
今回の参加が2人とも刺激になりましたし、
またコンクールに向けて数ヶ月でしたけど頑張って取り組んだので誉めてあげたいです。
ありがとうございました。』

本当に、今回参加した生徒さんたちは自分で目標を決め、よく頑張っていました。
素晴らしいことです。
本番に至る過程がとても大切だと思っていますので、それを私も沢山誉めたいです。


さて、ここからは今回のコンクールの生徒さんの演奏について、
私が強く感じたことをお話したいと思います。

実は私はこれまで、自分の生徒の演奏を客席で聴いたことがありませんでした。
発表会の時などいつも舞台袖におりますので、そこから演奏を見守っていました。

けれども今回のコンクールは原則として指導者も保護者も舞台袖には行けないことになっていて、
参加する本人のみが係りの方の誘導で舞台袖へ行き、待機するという形。

ですので初めて客席で生徒さんの演奏を聴きました。

普段は私の自宅レッスン室や各ご家庭でピアノを弾いているわけですが、
本番はとても大きなホール。
舞台から客席の一番後ろまではかなりの距離があります。

『表現の幅、例えば強弱のつけ方、音色の変化、左右のバランス、全体のメリハリ、
それらをもっともっと大きくつけなければ聴く人に届かない。』

このことを一番強く感じました。

弾いている本人が考えている以上に表現の幅を大きくしなければ、
その曲の持つ特徴や弾き手の思いが伝わらないのです。

また、繊細な音楽性のある音色で弾けていても、
大きなホールで演奏するときには、それが評価されない場合もある。
このことに気がつきました。

これらの点を特に反省し、最近のレッスンでは皆さんにお伝えしています。

今回学んだことを意識して、
より良い指導ができるように私自身も勉強していきたいと思います。












2014年8月21日木曜日

グレンツェンピアノコンクール初参加♪



先日、グレンツェンピアノコンクール京都予選に生徒さん3名が挑戦しました。

ここ3年ほど、いくつかのコンクール開催のお知らせを生徒さんや保護者の方々にしているのですが、
「コンクールって敷居が高いイメージで・・・」とか、
「うちの子が出ても恥をかくんじゃないか」とか、
「もう少し弾けるようになってから」とか、
残念ながらそういったお言葉が多く、
なかなか参加に結びついていませんでした。

けれども今回、「参加してみようかな」という生徒さん(と保護者の方)がいらして、
色々相談に乗らせていただいた後、挑戦することを決意されました。

私にとっても指導者として挑む初めてのコンクール。

「一つの目標に向かって真剣に取り組む姿勢」
を大事にして本番に向けてレッスンを重ねてきました。

当日は、本番直前までソワソワしている生徒さんもいましたが、
大きな舞台で堂々と演奏でき、練習の成果を出すことができていたと思います。
それだけでも本当に立派なことで、
本人たちも保護者の方も満足されたご様子でしたが、
嬉しいことに3人とも入賞でき、益々励みになったようです。

審査員の先生による個評の用紙を読んで、私の本音としては、
「この子の、こんなところをもっと評価してほしかった」という部分もありますが、
どんなことが評価の基準になっているのか、
評価されやすいのはどんな演奏なのか、
などが何となくわかり、勉強になりました。

コンクールのあり方について、これまで色々考えることがあり、
参加させることに対する良い点、そうでない点両方あるのに気づいて悩んだこともありました。
けれども今回生徒さんを参加させてみて、
コンクールを上手に活用することで彼らはもっと成長できるのではないかと感じました。

私自身にとっても、学びの多い一日になりました。

年明けに本選があるので、引き続き生徒さんたちと共に頑張ります。
また、今回反省点も沢山あったので、
次回改善できるように指導法をじっくり考えていきたいと思います。

小さな成功体験の積み重ねが、大きな自信へ繋がっていくということを
彼らに身を持って実感してもらえたら嬉しいです。


ご参考までにグレンツェンピアノコンクールホームページはこちらです↓
http://www.glanzen.co.jp/


2014年8月14日木曜日

こどもと食の関係♪

ピアノ教室のブログですが、
今日は「こどもたちの食」について少しお話したいと思います。
毎日の食事がこどもたちの心を養うのにとても重要だと、
この頃強く思っていて。

この夏休み、息子たちと作ったおやつなどの写真を
プライベートブログのほうに載せています。

今までも出来る範囲で食事作り、おやつ作りはしてきていたのですが、
ここ最近、やはり手作りにこだわりたいと思わせる出来事が二つありました。

まず一つは、6月に長男が病気して寝たきりになったときに、
消え入りそうな小さな声で「ママがおうちで作ったものが食べたい」と囁いたこと。
今でもその声が私の心に焼きついて離れません。

そしてもう一つは、
息子たちが幼稚園からもらってきた家庭教育新聞に載っていた、
龍谷大平安高校野球部、原田英彦監督のインタビュー記事。
春の選抜高校野球大会でチームを日本一に導いた名監督です。

原田監督、入部直後の保護者会でこのような話をするそうです。

「野球を通して自立できる人間に育てますから、
保護者の皆さんも自立してください。
過干渉はよくありません。
けれども、家庭環境は大事です。
お母さんどんなに忙しくても、
でっかい塩おにぎり一個でいいから握って持たせてやってください。
それだけでも子どもは親の愛情を十分に感じるものです。」

(この他にもこの監督は本当にイイコト言ってました!)

何かを成し遂げようとするときに、
母親の作った食事が何よりの原動力になる。
こどもへの大切な愛情表現になる。

そう思ったら毎日の食事作りが本当にやりがいのあるものに思えてきたのです。


私が思うのは、
栄養バランスはもちろん大切なんだけど、
それより何よりこどもにとって一番大切なのは、
愛情こもった料理を、安心できる環境で食べる。

これがすごく大切だと思ってるんです。

とはいえ、一日3回(おやつ入れたら4回!5回!)の食事作り、
正直うんざりすることも多々あります。(苦笑)

「あれ作ってこれ作って」とせがまれ、
「そんな一気に言われても無理や~」って叫ぶこともあり(笑)。

そんな毎日やらなくてはならない食事作りを少しでも楽しみたいという思いもあって、
写真を撮って残そうと思い立ちました。

何をするにも食事は基本だから、
母親としてしてあげられることって
そう多くはないから、
今できることを息子たちにしてあげたいと思ってます。

さて、今日はお盆だけどレッスンあり。
「ママ、ピアノばっかりで僕たちのことかまってくれない」
って思われるのを実は私、日々心配しています。

なので、「いつも君たちのこと気にかけてるよ」
って思いを手作りおやつに込めてるんです。


写真は玄米の塩にぎり。
原田監督の記事を読んで、
妙におにぎりを握りたくなりました。(笑)














2014年8月6日水曜日

心豊かに育ってほしい♪

8月に入りましたね。
夏休み、楽しくお過ごしでしょうか。

先日、レッスンが終わって植木に水撒きをしようと外に出たら、






















こんなに綺麗な夕焼けが広がっていました。

生徒さんと、思わず見入ってしまいました。

「キレ~イ!!」って二人で歓声上げて。


私がこどもたちにいつも願っているのは、
「様々な体験・経験を通して、心豊かに育ってほしい」
ということです。

美しいものや景色を
見たり、
聴いたり、
触ったり、
感じたり。

優しい気持ちになったり、
嬉しい気持ちになったり、
ときには怒ったり、
ときには泣いたり。

様々な出来事から生まれる、
そういった経験・体験を通して感性を磨いていってほしいです。


ピアノの音には、その人の心が表われます。

豊かな心が、
豊かな音色、豊かな音楽を創造するのです。


夏休み、ぜひ素晴らしい思い出を作ってくださいね!

遠くにお出かけするのはもちろん、
お出かけしなくたって、
いつもと少し視点を変えてみるだけで
日々の生活の中に
沢山の素敵なことが詰まっていますよ!