2013年12月18日水曜日

何のためにピアノを習わせていますか?

お子様の練習に付き合う際にイライラしてしまうお母様、
いらっしゃいますよね。

私も同じです。

親子なのでどうしても子は親に反発したくなるし、
親のほうも子がなかなか理解してくれないときなど
イライラしてしまいますね。

そんな状況に陥ったときに私が考えるようにしていることは、
「何のためにこの子にピアノを習わせているんだろう。」
ということです。

もちろん、
二人でイライラするためにピアノを習わせ、
練習しているのではありませんね。

本人がやりたくもないのに、
親の思いを押し付けてイヤイヤ練習させるのも
何だか目的が違うような気がします。

個人的に私が思うその答えは、
「人生を豊かにするため」。

私はそれを頭に思い描くようにして、
長男の機嫌の良い時間帯を見計らってピアノに誘ったり、
好きな曲、弾きたい曲を連弾したり、
「弾きたくない」
と言い出したら5線紙を持ってきて自由に音符を書かせたり、
音あてクイズを楽しんだりします。

親側の心構えとして大切なのは、
「弾かせなきゃ」などと一つのことに執着しすぎないことだと思います。

弾きたくないときに無理矢理弾かせても良い音はでないだろうし、
何より、
「やりたくないことをやらされている」
という気持ちが本人の心を支配してしまっては本末転倒です。

「弾けるようにすること」

これはピアノという習い事に当たり前のように求められる条件ですが、
弾けるようにすることだけがピアノを習う目的ではないように思います。

ピアノ(音楽)をすることで人生を豊かにしてほしいと考えるのであれば、
まずは
「ピアノは楽しい。」
という思いを抱かせてあげること。

いろんな音楽を知ってもらったり、
創造力を養ってもらったり、
親や指導者とのやりとりの中で自己肯定感を高めてもらったり。

弾くことだけではなくて、
様々な方向から感性、
そして人間性を磨いていってもらいと思います。

「ピアノっていいな!楽しいな!」
という純粋な気持ちを、
息子に、そして生徒さんたちにも持ち続けてほしいです。




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