2013年3月25日月曜日

自分にしか出せないオリジナルの音色



「ピアノと電子ピアノ、どんなふうに違いますか?」

ご購入をお考えの保護者の方からよく伺うご質問です。

お子様が長く続けてくれるかわからなかったり、置くスペースや予算など、いろいろな面でピアノ購入に踏み切るには勇気が要りますよね。

今回は、電子ピアノにはないピアノの魅力について皆様に知っていただきたいと思い、私流にですがお答えさせていただきます。



グランドピアノやアップライトピアノの最大の魅力は「手造りの音」を出すことができる点です。

タッチによって無限の音色を出すことができ、美しい音色、喜びの音色、悲しい音色、寂しい音色など、様々な音色を弾き手の感性のままに造り上げることができます。

弾き手の思い、感情が指を通して音となり、聴く人に伝えることができます。


これに対し、一般の電子ピアノはタッチによる音色の変化をつけることができません。

誰が弾いても基本的に同じ音色です。

コンピューターで意図された範囲内での音色しか出すことができないのです。


今週末、楽器店に行って私もいろいろなピアノや電子ピアノを弾き比べてみたのですが、やはり表現の幅が全く違うとつくづく実感しました。

スラーやスタッカートを試してみるとすぐに違いがわかるかと思いますので、もし楽器店に出向かれることがありましたら、ぜひ実験してみてください。



ピアノを学ぶことの面白みのひとつに、「自分にしか出すことのできないオリジナルの音色を造りあげることができる」、というのがあります。

私は、生徒さんたちがそのような音色を造りあげることができるようになってほしいと願い、日々のレッスンでタッチの仕方など奏法を指導しています。


最近は比較的リーズナブルなピアノも発売されていますし、サイレント機能付きや中古ピアノもよいものがたくさんあります。


楽器店によってはサービスしてもらえるところもございますので、ご購入をお考えの方はご相談くださいね。






0 件のコメント:

コメントを投稿