3月に入り、ピティナピアノコンペティション(コンクール)の課題曲が発表になりました。
さっそく楽譜を揃え、試しに5歳の長男に弾かせてみたりして、
一曲一曲どんな特徴があり、どのような指導をしたらよいのか分析しています。
少し前までの私、
「コンクールに生徒をたくさん出して、たくさん賞をもらって、ピティナの指導者賞(生徒がコンクールで一定数の賞を取ると受賞できる)をもらえるような先生」
にあこがれていた部分もありました。
しかしここ数年、運営委員としてコンペティションのスタッフを務めさせていただく中で、
コンクールの良い面、また、そうでない点も自分なりに感じるようになりました。
生徒に賞を取らせることが指導者の目標とするところなのか、
生徒が賞を取ったら、その先生は良い先生なのか、
などコンクールのあり方、それに対する指導者としてのあり方に疑問を持ちはじめました。
本選に進んだ、進めなかった、
賞を取った、取らなかった、
気がついたら、そういった目に見えた事柄にばかり気持ちが動いて
一喜一憂する場面を目の当たりにし、
もっと別のところにコンクールに挑戦させることの意義があるように考えるようになりました。
また、私がレッスンで使っているテキストの著者、松田紗依先生とコンクールについてもお話させていただき、幼少期からある意味競争の場に身を置くことは果たして必要なことなのだろうか、とも考えています。
今、私がコンクールというものを考えるとき大切にしたいこと。
それは、
「結果を目標にせず、本番に至る過程を充実したものにすること。」
こどもたちがコンクールに参加するとなると、
本人だけではなく、ご家族や指導者が一丸となって本番に向けて取り組んでいくことが必要不可欠です。
努力したことで培われる精神力であったり、
協力することで育まれるご家族や指導者との絆であったり、
そういったところを大切に、取り組んでいきたいと思っています。
コンクールにご興味がおありの方がいらっしゃいましたら、
ぜひご相談くださいね。
これらを踏まえて、私なりに全力でサポートさせていただきます。
昨年のコンペティションの頃に私が書いた記事もご興味ございましたら読んでみてください。
http://pianist-sakura.blogspot.jp/2013/07/blog-post_25.html
http://pianist-sakura.blogspot.jp/2013/08/blog-post_8.html
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