『お教室に通われている生徒さん、そして保護者の方々が、ピアノ教室に求めていらっしゃる目的は何なのか。』
今、こんなことを改めて考えさせられています。
先日、生徒さんのお母様が私のところへお話に来てくださいました。
お子様の日々の過ごし方や、将来のこと、他の習い事のついてなど色々お話くださり、私も自分自身の今していることを客観的に振り返るよい機会になりました。
その中で、私が息子の英会話教室を探しているという話題になり、お子様をすでに英会話教室に通わせているそのお母様から、指導者の選び方についてお話がありました。
「指導者によって方向性や英会話教育に対する考えが違うかもしれないし、習う側の目的、ニーズも様々。
考えの一致する指導者を選ぶとよいのでは?」と教えてくださいました。
確かに、方向性にズレが生じてはせっかく習いはじめたことも長続きせずに勿体ないことになってしまします。
立場は逆ですが、これは私のピアノ教室にも同じことが言えると思いました。
一口に「ピアノを習う」といえども、ご家庭(あるいはご本人)によって、目的やその優先順位が違うかもしれません。
「楽譜を読めるようになりたい。」
「音楽的に美しい響きでピアノを弾けるようにしたい。」
「指を早く回せるようなテクニックを身につけたい。」
「ピアノを習うことで集中力を養いたい。」
「とにかく楽しくピアノを続けたい。」
「将来保育士になりたいから。」
「家庭、学校以外の心の拠りどころがほしい。」
この他にも、それぞれのお考え、思いがあるでしょう。
指導者として私はその一人一人の目的を把握し、ニーズに合った指導をしていく必要があると感じました。
私の「これを教えたい」という思いからくる内容だけのレッスンにならないよう、保護者の方々、生徒さんとのコミュニケーションを積極的に取るよう心がけ、ご意見を伺う姿勢、機会を持つことが大切。
お教室に対するご意見、ご要望、どんなことでも小さなことでも構いませんのでご連絡いただけたらうれしく思います。
生徒さん一人一人を大切に、思いを尊重できるピアノ教室にしていきたいと思っています。
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