2013年10月30日水曜日

ブルグミュラーでお国めぐり 後藤ミカ先生♪

以前ブログでご紹介しました「ブルグミュラーでお国めぐり」~お話連弾曲集~。
http://pianist-sakura.blogspot.jp/2013/04/blog-post_24.html

著者である後藤ミカ先生のセミナーに行ってきました。



このテキストに込められたミカ先生の思いや出版に至るまでの経緯、それぞれの曲のポイントをお話くださいました。

レクチャーコンサートとして先生自らの演奏で各曲をご紹介いただいたのですが、その演奏が大変魅力的でイキイキとしていて、帰宅してからも今なおリズムが頭から離れません。

私の中で特に印象的だったのは「素直に弾んでカーニバル」(素直な心)と「マリアにラブソングを」(アヴェ・マリア)。

「素直に弾んでカーニバル」はボサノヴァ風でノリのよいテンポのピアノ演奏にリコーダー合奏がつけられ、聴きながら「あの仲良し3人組に挑戦してもらいたい!」と生徒さんの顔が頭に思い浮かびました。

「マリアにラブソングを」はゴスペル風の合唱付き。
会場の皆でこの合唱をしてみましょう、ということで100人を超える参加者(皆ピアノの先生!)がピアノ演奏に合わせて歌いました。
考えてみたら私、ゴスペル初体験!
心揺さぶられるような、ゾクゾクするような、素晴らしい体験をさせていただきました。
あのような体験、なかなか出来ないです。

何より素晴らしいのは音楽を通して人と人が繋がることができる、ということ。

このテキストが出版されたことによって、こうしてたくさんの人が集い、感動を共にすることができる。

人と人との繋がりこそが宝物だと、ミカ先生おっしゃっていました。

素敵なテキスト、出会いに感謝です。









2013年10月29日火曜日

ピアノがお家になくても出来ること♪

11月よりお教室に通われる1年生の女の子。

ピアノのレッスンを心待ちにしてくれているようで、大変嬉しく思います。

ご自宅にまだピアノをお持ちでないそうで、体験レッスンの際にお母様からこんなご質問をいただきました。

「ピアノを購入するにあたって色々と検討する時間が欲しいです。
そうなると家にピアノが到着するのはまだまだ先になってしまうと思います。
ピアノが家になく、練習ができない状態でレッスンを始めてしまって良いものなのでしょうか?」

そうですよね、ピアノは値段からして思い立ったらすぐに購入できるようなものではありません。

お母様方にはよ~くお考えいただいて、納得していただいてからご購入いただくのが一番だと思っています。

例えば、
・アコースティックピアノと電子ピアノの違い
・どの価格帯のものを選ぶのがベストなのか
・どこで購入するのがよいのか?楽器店?ネットショッピング?それとも家電量販店? 
他にもいろいろな疑問が出てくると思います。

そんな疑問、ございましたらどんなに小さなことでも構いませんのでぜひご連絡をください。


話は戻りますが、レッスンを始められてしばらくはご自宅にピアノがなくても大丈夫ですのでご安心ください。

ピアノを弾くことだけが、おうちで取り組む「練習」ではありません。

歌ったり、音符を書いたり、曲にお話をつけたり、絵を描いてイメージを膨らませたり、ピアノがなくても出来ることはたくさんあり、弾くことと同じくらいそれらは大切なのです。


お母様方、ピアノに関して悩むことがございましたらお話お聞かせくださいね。

解決に繋がる糸口を見つけるお手伝い、させていただきます。






2013年10月28日月曜日

中学生の生徒さん♪

中学生の生徒さん。

部活や勉強で忙しい中、毎週レッスンに通ってくれています。

「忙しいけれど、ピアノを習い続けよう」という気持ち、素晴らしいと思います。

2月のピティナピアノステップにも挑戦する、ということで相談して曲目を決めました。

一曲目は「お菓子の世界」という曲集の中から、“ホットケーキ”。

二曲目は「きらきらピアノポピュラーメロディーズ3」より、“虹の彼方へ”(オズの魔法使い)


2曲ともジャズを思わせるお洒落な響きの入った曲です。

聴き慣れない和音が使われているので馴染むまでに少し時間がかかるかな、と思っていましたが、よく取っ付いてきてくれ、少しずつ自分のものにしてくれています。

生徒さんの今回の挑戦、一緒に楽しみながら傍で見守りたいと思っています。


話は変わりますが、この生徒さん、小さいこどもと一緒に遊ぶのがものすごく上手なんです。

息子たちがよく遊んでもらうのですが、彼らが大はしゃぎで楽しそうにしているのを見て、本当に感心してしまっています。

小さい子にあれだけ好かれる中学生って、なかなかいないんじゃないかな。

これも一つの素晴らしい才能だと思います。

2013年10月24日木曜日

新しい生徒さんを前に思うこと♪

年度の途中ですが、体験レッスンのお問い合わせ、そしてご入会をいただき嬉しく思っています。

10月から1名、11月から2名の生徒さんが新しく通ってくださることになりました。

新しい出会い、私のほうもワクワクドキドキしています。

「ピアノが好き!」

生徒さんたちにそう思ってもらうためには、

指導者である私が

「先生に会いたい!」

と思ってもらえるような存在になることが必要。

生徒さんたち、保護者の方々と良い関係を築けるように、人間性を磨いていきたいです。

ピアノ指導者にとって、音楽性を磨くのと同じくらいそれは重要だと感じています。


よりよい指導をご提供していけるように、私自身も自分を磨いていきます。

新しい生徒さんのお母様、お父様、これからどうぞよろしくお願いいたします。




2013年10月23日水曜日

6手連弾♪

クリスマスコンサートに向けて、小学5年生の仲良し3人組が6手連弾に挑戦しています。

そう、連弾って2人で弾くものだけではないんです。

3人でも4人でも楽しめるんですよ!

今日のグループレッスンの際に、その練習をしました。

曲は“ジングルベルメドレー”。

みんな個人レッスンのときとは一味違った表情で、なんだかとっても楽しそう。

「ここはどこの高さで弾けばいいの?」

「手がぶつかっちゃうよ~!」

「伴奏強すぎない?!」

と指摘などし合いながら、3人でピアノの前に座ってワイワイ弾いてくれました。

3人の絆が、ピアノを弾くことで更に深まってくれれば、とても嬉しいです。


この小学5年生トリオの6手連弾に加え、お父様やお母様にも加わっていただくファミリー連弾、姉妹連弾も、クリスマスコンサートに向けて練習してもらっています。

“千と千尋の神隠しより「いつも何度でも」”の連弾をしたいと生徒さんよりリクエストがありましたので、楽譜を注文しました。

連弾に限らず弾いてみたい曲がありましたらぜひ教えてくださいね。


2013年10月22日火曜日

ピアノの練習に最適な時間帯はいつ?

昨日の記事で、本の紹介をさせていただきました。
http://pianist-sakura.blogspot.jp/2013/10/blog-post_2221.html

「ピアノがうまくなる子、ならない子」
http://www.amazon.co.jp/dp/4795838720

「もっとピアノがうまくなる子、ならない子」
http://www.amazon.co.jp/dp/4795841624


さっそくレッスン室に置いて、付き添いでお越しくださったお母様方に手にとっていただきました。

その中のお一人に感想をお聞きしたところ、

「朝、幼稚園に行く前に練習させたらいいんだ、ってことに気づきました!」

とおっしゃてくださいました。

その生徒さんは毎朝時間にゆとりがあるそうで、逆に幼稚園から帰ったあとは疲れてきてしまい、練習しようとしてもなかなか捗らないそうです。

お子様それぞれ、一番機嫌よく、集中して練習できる時間があるかと思います。

ぜひご家庭で、そのゴールデンタイムがいつなのか、お子様を観察していただき、その時間にうまくピアノの前に向かう習慣をつけることを試していただけたらと思います。

ちなみに我が家の場合は、
外遊び、夕食、お風呂、歯磨き、すべて済ませてからレッスン室へ行きます。

他のやりたいことを全てやらせて満足させてからピアノに向かわせます。

長男の場合、かなり体力があり、夜になってもそんなに疲れない様子なので今のところこれで落ち着いています。 

それから、この時間帯にする理由がもう一つ。

私自身が練習に付き合うのにかなりの労力を使い、疲れ果てるので、すぐ寝られる状態にしてから、というわけです。

あれ、自分の事例を考えると、「お母様方のベストな時間も考慮するとよいかもしれない」ですね!(笑)

2013年10月21日月曜日

毎日の練習、どうすればうまくいく?

長男にピアノを教えるようになって感じること。

毎日ピアノに向かわせ、練習させるのって本当に大変。

お母様方のお気持ちがとてもよくわかります。

長男は私が言ったことを聞かないし、
次男は横でハチャメチャな音を鳴らすし、
そんな状況だと私もイライラしだす。

一時、それはもう苦行としか言いようのない状況に陥っていました。

でも、
最近はそんな状況になることを予測したうえで、
ピアノに向かわせることができるようになってきたような気がしています。

長男への助言の仕方とか、
次男をうまくあやすとか、
自分がイライラしそうになったときに気を紛らわす方法を見出したりとか。

これらはその子、その人によってベストな方法が違うのではないかと思いますが、
我が家の場合、
長男には、機嫌の悪いときは無理に弾かせず、
彼の好きなマグネット音符やワークブックなどを好きなようにさせる。
次男には、私の膝の上で長男の弾いている曲のリズムに合わせて体を動かさせる。
私自身は、ピアノの側から少し離れて長男に助言する。

こんな対処法をとっています。

各ご家庭でも、上手なピアノ練習との関わり方を試行錯誤していただき、それぞれに合った方法を見出していただくのが一番良いのかな、と感じています。

一人ひとり、そのやり方は違うと思うのです。

お母様方にぜひ最善の方法を見つけていただきたいのですが、
私の知識や経験だけでお話するのにはやはり限界があります。
そこで、こんな本をご用意しました。

「ピアノがうまくなる子、ならない子」
http://www.amazon.co.jp/dp/4795838720

「もっとピアノがうまくなる子、ならない子」
http://www.amazon.co.jp/dp/4795841624


ご家庭での取り組み方法や、こどもにピアノを習わせるにあたって知っておくべき心構えなどが書かれています。

もしよろしければお貸しいたしますので、ぜひ読んでみてくださいね。

ブログでも今後、内容をご紹介していきたいと思っています。




2013年10月18日金曜日

保護者の方々とのコミュニケーションを取りたいです♪

本当は、もっと保護者の方々とのコミュニケーションが必要だと思っています。

毎週レッスンに付き添ってくださる方、送り迎えをしてくださる方、時々メールなどでお子様のご様子を連絡くださる方とは、お話することができているのですが、中にはほとんど顔を合わすことのない保護者の方もいらっしゃいます。

しかし、ご家庭それぞれ、ピアノを習わせることに対するお考えがおありでしょう。

それを含め、生徒さん一人一人の環境や状況、その子にとってのピアノとはどんな位置づけなのか、それを指導者はよく知る必要があると思うのです。

年末に予定していますクリスマスコンサート、少しでもそんな私の思いを反映したくて、保護者の方々に一言ずつ、日頃のピアノに向かう姿勢、ご家庭でのご様子などについてお話いただく時間を設けようと思っています。

私にとって、普段お会いすることのない保護者の方々にもお話を伺えるチャンスとなりそうです。


来年度以降は、初回レッスン時に保護者の方と一緒にお越しいただき、1年間の指針をお話させていただくことにしようか、などとも考えています。

できることから一つずつ、実行に移していきます。





2013年10月16日水曜日

ピアノ教室に生活感は無いほうがいい?!


『自宅がお教室の場合、できるだけ生活感を出さない工夫をしましょう。
“特別な空間”という雰囲気を保ちましょう。』

どこかで読んだ、ピアノ教室運営術の書籍にこんなことが書かれていました。

私はそれを読んで、「ほほぉ、確かにそれは必要だ。」と納得しました。


とはいえ、普段夕方から主にレッスンが始まるので、その前に家族の夕食を作り置きしておかなければなりません。

料理をするとどうしてもその匂いが家の中に広がってしまいます。

「先生何のお料理したの?」
「今日はカレー?」
「焼き魚の匂いがする!」

レッスンに来た生徒さんによく聞かれるのが現実です。(苦笑。)


先日、大人の生徒さんのレッスンがありました。

この日もレッスン前に魚を焼かざるをえず、私の方から生徒さんにこう切り出しました。

「魚焼いた匂いがしていてごめんなさい。
何とか対策取るようにします。
お香焚くとかして生活感消したほうがいいですよね。」

すると、生徒さん、

「先生、そんなのしなくていいですよ!
この、生活を感じる中にピアノの時間があるっていうのがいいんです。
それが素敵なんです。
ホッとするんです。
私だけですかね~。(笑)」
とおっしゃってくださいました。

「そうですか!そんなふうに思ってくださるのですね。これもお教室の味なのですね!」
と思わずお答えしました。

お教室を良くするために書籍などから情報を得て、実践していくことは必要です。

しかし、そればかりを鵜呑みにするのでなく、生徒さんたちから生のお声を伺うこと、これはやはりとても大切だと思う出来事でした。



2013年10月15日火曜日

ブログを生徒さんのヤル気向上の場に♪

以前、生徒さんの絵をブログに載せました。
http://pianist-sakura.blogspot.jp/2013/09/blog-post_25.html

そのことを生徒さん本人に話したら、次のレッスンの際、
「私の絵、パソコンに載ってた!」
とても嬉しそうに報告してくれました。

“自分の書いたものが載る”
やはり嬉しいことなのですね。

これをきっかけに
「ピアノのレッスン頑張ろう!」
と思ってもらえたらいいなぁ、と思います。

実は生徒さんの作品や、レッスンでの出来事・会話、保護者の方々とのやりとりをこのブログに載せる際、プライバシーの問題もありますし、どのように載せていったらよいのかずっと戸惑っていました。

しかし、ここ最近やっと、
「こんなふうに載せたら生徒さんのためになるんだ」
ということがわかってきたような気がしています。

このブログが生徒さんのヤル気の向上に役立つ場となれば嬉しいです。

一人一人の良いところを見つめ、引き出し、それをここでもご紹介していくことができるようにしていきたいです。





2013年10月10日木曜日

新しい生徒さん♪

9月に体験レッスンさせていただいた小学1年生の女の子。

体験レッスンでは初めてのピアノ教室に戸惑いを感じたのか、ピアノを一人で弾くのはちょっと・・・と尻込みしていました。

そこで私、付き添って来てくださっていたお母様、弟さんに一緒にピアノを弾いていただけないか、とご提案。

3人ピアノの前に並んで、耳なじみの曲をいくつか弾いてもらいました。


そのときにその子は「ピアノっていいな、楽しいな♪」って思ってくれていたんですね。

10月よりお教室に通ってくれることになりました!

何と、すでにピアノもご購入なさったとのこと。

頑張りたい気持ちが先日の初回レッスンでは、みなぎっていましたよ!

体験のときとはまるで別人のように、ピアノに一人で向かい、堂々と音を出してくれました。

立派!

さっそくクリスマスコンサートの曲を提案したところ、お母様が、

「始めたばかりなのに出られるんですか?」
とびっくりなさっていましたが、

大丈夫です。出られますよ!

生徒さん本人の「弾きたい!頑張りたい!」という気持ちさえあれば、
立派に弾けます!必ず上達できます!



2013年10月9日水曜日

電子ピアノの真相♪

先日、『電子ピアノで練習している生徒さんのための、指導セミナー』に参加してきました。


お教室に通ってくださっている生徒さんの約半数は電子ピアノを所有しておられます。

昨今の住宅事情などを考えると、とても魅力的な楽器です。

生徒さんたちに密接な『電子ピアノ』。

電子ピアノで練習している生徒さんを上達させてあげたいけれど、私はそれについて詳しいことを知らない現状がありました。

指導者である私が電子ピアノとアコースティックピアノの根本的な違いをよく知り、電子ピアノの長所・短所を理解したうえでのアドバイスをしていくことが必要です。

講座に参加なさった先生方がお困りになっていらっしゃる、電子ピアノで練習している生徒さんの特徴とその理由をいくつか挙げてみます。

・手の形が直らない→電子ピアノでは指を正しい形にしても、平らに寝かせたままでも同じ音が鳴るため、正しい形で弾くことの重要性を実感できない。

・左手パートがやたらと大きい→電子ピアノは自動的に伴奏を小さくする機能があるため、自分で調節する必要がない。そのためコントロールすることが身につかない。

・強弱や曲想の幅が狭い→電子ピアノの出せる音色は限られている。

・スタッカートがぼやけてしまう→電子ピアノは音の戻りが遅いため。

・ペダリングがうまくいかず、濁ってしまう。→電子ピアノはペダルをどう踏んでも濁らないため、アコースティックピアノのペダルの感覚をつかむ事ができない。

・聴音ができるようにならない→聴音をする際、生徒さんたちは知らず知らずのうちに倍音を聴いているのだが、電子ピアノは倍音が鳴らない。


「どうして教えたことが身につかないんだろう?」
「耳で自分の音を聴いたらわかるはずなのに」
などと私が生徒さんに対して漠然と思っていた疑問。

生徒さんに原因があるわけではなく、電子ピアノに出来ないことを私が求めていた、ということを痛感しました。

生徒さんもお家で練習する際に、「レッスンで先生から言われたことができない」とジレンマがあったかもしれません。

小学校くらいになればそれに気づき、直接私に話すことが出来てきますが、小さな生徒さんはそれに気づいたり、伝えたりすることはなかなか出来ませんよね。

こちらの充分な配慮、違いを知った上での指導が必要になってきます。

今回の講座をきっかけに、生徒さんのご自宅のピアノの状態、練習の状況をもっと把握することが大切なのではないかと感じました。

レッスンでアドバイスをしたことに対し、お家のピアノでいくら練習してもそれが出来なかったりする場合がありますので、お母様方もお気づきの点がございましたら、どうぞご連絡くださいませ。

私も生徒さんの日々の練習の実態を知った上でレッスンをし、生徒さんそれぞれに合った指導法を考えていくようにしたいと思っています。

ご協力をお願いいたします。






2013年10月7日月曜日

運動会でのハプニング♪

「かけっこ1番速いからね、見にきてね!」

少し前から長男はそう言って家族を運動会に誘っていました。





週末、待ちに待った運動会。

長男が輝く姿を一目見ようと、東京のからも私の両親が駆けつけました。

年中組の駆けっこが始まり、

「もうすぐ出番!」とカメラを構えてスタンバイ。

ところが!

わが長男、なんとスタート地点に立つ間際にトイレに行きたくなったみたい。

先生に付き添われ、トイレにダッシュ。

何ということだ!

長男が急遽抜けた分、他の園児たちは順番を繰り上げて走ることに。

最後のレースまでに間に合えば、走らせてもらえそうだが、間に合わなかったらどうなってしまうんだろう。

ソワソワ。。。

私たち家族だけでなく、先生方、役員の方、皆、心配されたことだろう。

あ、出てきた!

先生と手を繋いで、必死にスタート地点へ走る長男。

そんなにダッシュしたら、力尽きちゃう!

と思いながらも、

早くしないと最終レースに間に合わない。

スタートのピストル鳴らす先生が、うまく雑談を数秒入れてくださり、その間に息を整える長男。



そして数秒後、スタート!

トイレに往復走った直後のレース。

結果は2位。

がんばった。

みんなの3倍の距離走った。

レース終わって、迎えにいったら、

結局間に合わなかったようで、漏らしてた。


こういうときって本人になんと声かけたらいいんだろう。

トイレに行きたくなったら早めに言うんだよ、と毎日のように声かけているんだけど。

また、今回は先生や他のおともだちにも迷惑をかけてしまった。

でも、本人は一生懸命がんばったのも事実。

4歳の子に、どう声をかけるのがベストなのか。

考えてしまいました。

2013年10月4日金曜日

お父さんと一緒に♪

小学3年生の男の子のレッスンに、初めてお父様が同伴してくださいました。

「クリスマスコンサートで親子連弾をしてみませんか?」と以前から提案させていただいていたので、その曲をお父様もご一緒にレッスンしました。

小さい頃にオルガン教室に通われていたというお父様。

それ以来のレッスンということで少し緊張されていましたが、息子さんと並んで弾いてくださいました。

そして私が何より嬉しかったのは、その生徒さんがいつになく満面の笑顔だったことです。

「お父さんがレッスンに付き添って、一緒にピアノを弾いてくれる。」

このことが彼にとってものすごく嬉しい出来事だったのですね。

いつもは黙々とレッスンを受けてくれるのですが、お父さんと一緒のレッスン、親子で冗談を言い合いながら、何とも楽しそうにピアノを弾いてくれました。

クリスマスコンサートに向けて、二人で楽しみながら音楽を作り上げていってもらいたいです。

ピアノを通して家族の絆が深まる。

本当に素敵なことです。


2013年10月2日水曜日

生徒さん側がピアノ教室に求めているもの

『お教室に通われている生徒さん、そして保護者の方々が、ピアノ教室に求めていらっしゃる目的は何なのか。』

今、こんなことを改めて考えさせられています。


先日、生徒さんのお母様が私のところへお話に来てくださいました。

お子様の日々の過ごし方や、将来のこと、他の習い事のついてなど色々お話くださり、私も自分自身の今していることを客観的に振り返るよい機会になりました。

その中で、私が息子の英会話教室を探しているという話題になり、お子様をすでに英会話教室に通わせているそのお母様から、指導者の選び方についてお話がありました。

「指導者によって方向性や英会話教育に対する考えが違うかもしれないし、習う側の目的、ニーズも様々。
考えの一致する指導者を選ぶとよいのでは?」と教えてくださいました。

確かに、方向性にズレが生じてはせっかく習いはじめたことも長続きせずに勿体ないことになってしまします。

立場は逆ですが、これは私のピアノ教室にも同じことが言えると思いました。

一口に「ピアノを習う」といえども、ご家庭(あるいはご本人)によって、目的やその優先順位が違うかもしれません。

「楽譜を読めるようになりたい。」

「音楽的に美しい響きでピアノを弾けるようにしたい。」

「指を早く回せるようなテクニックを身につけたい。」

「ピアノを習うことで集中力を養いたい。」

「とにかく楽しくピアノを続けたい。」

「将来保育士になりたいから。」

「家庭、学校以外の心の拠りどころがほしい。」

この他にも、それぞれのお考え、思いがあるでしょう。

指導者として私はその一人一人の目的を把握し、ニーズに合った指導をしていく必要があると感じました。

私の「これを教えたい」という思いからくる内容だけのレッスンにならないよう、保護者の方々、生徒さんとのコミュニケーションを積極的に取るよう心がけ、ご意見を伺う姿勢、機会を持つことが大切。


お教室に対するご意見、ご要望、どんなことでも小さなことでも構いませんのでご連絡いただけたらうれしく思います。

生徒さん一人一人を大切に、思いを尊重できるピアノ教室にしていきたいと思っています。