2013年7月29日月曜日

根津栄子先生『チェルニー30番 30の小さな練習曲』

チェルニー30番練習曲。

ピアノを習うこどもたちのほとんどがこの教材を使ってテクニックの習得に励みます。

私も小学生の頃に取り組みました。

しかし、チェルニーと言えば・・・『退屈な指の練習』という印象が。

当時、この曲集を何の楽しいイメージを持つこともなく淡々と練習していた記憶があります。

そんなチェルニーに革命が!

今日は、根津栄子先生の『チェルニー30番 30の小さな物語』の楽譜出版記念セミナーに行ってきました。



表紙を見ただけでとても楽しそうな曲集であることが伝わってきますね。

夢がいっぱい詰め込まれて、ウキウキワクワクするような感覚を覚えます。

中を開いてみても、一つ一つの曲に題名と挿絵がつけられ、イメージがグーンと広がります。

題名に関しては、なんと、根津先生の生徒さんたちが付けられたそうです!

例えば、「リスさんの木の実ひろい」「やまめのおいかけっこ」「ピエロのおてだま」など、可愛くておもしろい。

「やまめの追いかけっこ」は、釣り好きのお父さんに連れられて川に行った生徒さんがみたやまめ。

これが泳いでいるイメージが曲から沸いてきたということです。

「リスさんの木の実ひろい」は、この曲を聴いてみるとわかると思いますが、かたい木の実をコツッコツッとしているイメージなんですね。

実際に生徒さんが考えたというだけあって、日常にある身近なものからイメージを膨らませることができるので、大変魅力的です。

さらに、一つ一つの曲に対する目的・目標(例:指の独立、連打など)が書かれていたり、こどもたちにも読みやすい解説がついていたり、オーケストラの音をイメージしながら弾けるようにと、巻末にその楽器の紹介がされていたり。

単調になりがちなチェルニーの練習曲をあらゆる角度からアプローチし、豊かなイメージを持って弾けるように工夫がなされています。

これは抜粋でいくつかの曲のみですが、「アナリーゼ(楽曲分析)をしてみよう」というページもあり、こどもたちがより楽譜に書かれていることを深く考える、という作業がここでできるようになっています。

この曲集のもう一つのポイントは、チェルニーを弾くために必要な基礎的な指づくりやストレッチ、スケール、アルペジオ、アルベルティバス、ハーモニーや和声、脱力の練習法が具体的に写真や図を使って紹介されているという点です。

セミナーでは曲集には書かれていない、根津先生こだわりのテクニック習得法もご伝授いただき、先生の日々なさっているレッスンが基礎に徹底的こだわっていて、また、それがとても重要であること、先生の指導に対する熱意がものすごく伝わってきました。

私も自分の生徒さんに使えそうなことは早速実践してみます。

ボールを使ったリズム練習や指をグーパーグーパー開いて瞬発力を鍛えるトレーニングなど、生徒さんたちきっと楽しみながら試してくれると思います。


「こどもたちに楽しくピアノを学んで欲しい」という根津先生の想いがたくさん詰まっているこの曲集。

従来のチェルニー、「退屈な指練習」と同じ曲集とは思えません!

私の小学生時代にもこんなチェルニーがあったらもっと楽しく練習できたなぁ。

今のこどもたちがうらやましい!

私もこの曲集使ってチェルニーやり直してみます。笑。







2013年7月26日金曜日

最高の贅沢

次男、マルを書くとき初めて書きはじめと書き終わりが繋がりました。


こんな小さなことも、幼いこどもにとってはすばらしい成長の一歩。

こういった成長の一歩一歩を間近で見ることができたり、その瞬間に立ち会えることは最高の贅沢だということ、いつも心に留めておきたいと思います。

夏休みの息子たちの世話、実はかなり過酷に感じているのですが、このことを忘れずに彼らと接していればきっと乗り越えられる。

そう自分に言い聞かせて過ごします。


2013年7月25日木曜日

上手なピアノとは?よい指導とは?~松田紗依先生のお言葉~

ピティナのコンクールの時期になりました。

この時期私はスタッフとしてコンクール会場に出向きます。

スタッフの仕事をしながら出場するこどもたちの演奏を聴くことがあるのですが、ピティナのコンクールに参加するこどもたち、皆とても上手でびっくりします。

どうしたらあんなふうに難しい曲を弾かせてあげられるんだろう、どんな指導をしていけばいいんだろう・・

年々その思いが強くなり、モヤモヤとする日々が続いていました。

そこで、ロシアン奏法を研究され、たくさんの素晴らしい生徒さんを育てあげていらっしゃる松田紗依先生にその思いをメールで聞いていただきました。

すると、こんなお返事が。

『まず先生が焦らず今できることを見極めてあげて積み重ねていくこと。

その積み重ねの延長に希望があればコンクールです。

小さいときの能力は千差万別です。

なかなかさっと弾けないですよ。

時間がかかります。

そして早く進むが一番良いことというような意識は良くない気がします。

決めつけないように。

競争意識より音楽的にどう弾くかが重要。

そして音楽による人間教育が大切です。

今取り組んでいることで自信をつけさせてあげましょう。

他のことも積極的に取り組めるようになります。

課題曲が今弾けないから上手でないとか能力がないとか、指導がおかしいとかではないですよ。

またゆっくりお話しましょう。』

ハッと気づかされました。

「ピアノが上手」っていうのはどんなことを言うのか。

指を早く動かし、難しい曲を弾けるようになることじゃない。

他の子と比べてどうこうじゃない。

コンクールで結果を残すことじゃない。

心から歌ってどれだけ豊かな音楽性を持って演奏できるか。

そこなんだ。

そしてピアノ(音楽)を学ぶことを通して人間性を養っていくこと。

これが一番の目標なんだと改めて気づかされました。

松田先生に感謝です。




2013年7月24日水曜日

どれを選ぶ?皆と同じもの? ~ビーズカウンターの材料選び~

サマーコンサートで演奏後にビーズカウンター(左右にビーズを移動させて練習回数を数えるもの)の工作教室をしようと思っています。

ピアノの先生仲間に教えていただいた、ビーズカウンター。

私が見本として作ったものをすでにレッスンの際に使用していて、生徒さんたち「早く作りたい!」と楽しみにしてくれています。



さて、その材料となるビーズ、七種類の中から生徒さんたちに好きな色を選んでもらうことにしました。

さっそく皆に希望を取ってみると・・・

小さい生徒さんは皆、自分の気に入った色を直感で選んでくれるのですが、大きい生徒さんほど、他の子がどれにしたかを気にし、自分の好みがどれかよりも友達と一緒のものを選ぶ傾向が。

大きくなるにつれて、周りが「よい」と言っているものがよいものに見えてくるのかな。

自分だけ違うものを選ぶことにちょっと自信がないのかな。

そう考えてみると、日常の中で私自身の中にもそういう意識、ないとは言えないと思えてきました。

周りがこうしてるから、という基準で行動したり物事を決めたり、ときには流行のものに取っついてみたり。

でも、自分の感性、直感で「いいな」と思う物事、それらにもっと自信を持って日々過ごせたほうが自分らしくいられるんじゃないかな。

毎日は小さな選択の連続。

一つ一つの選択を、自分に素直に、そして意思を持っておこなっていきたいですね。

2013年7月22日月曜日

ピアノ教室便り&サマーコンサートプログラム

お教室便り兼サマーコンサートプログラム、週末からお配りしています。




最終段階の印刷で、機械が故障したりインクがうまく出なかったりとアクシデントが起こり手こずってしまいましたが、ようやく完成しました。

今回のプログラムは一人一人自分の似顔絵を描いて、小さな生徒さん以外は皆、自分で曲名も記入してもらいました。

これには私の、『自分で選んだ曲に愛着と責任を持って夏休み中に真剣に取り組んで欲しい』という意図があります。

夏の終わりに開かれるサマーコンサートに向けてピアノの練習に取り組むことで、夏休みを有意義な日々にしてほしいと思います。

生徒さん参加型の手造り感満載プログラム、ぜひご家庭でご覧ください。


2013年7月19日金曜日

野菜の収穫と白い月 ~こどもの柔軟な感性~

長男が神戸の主人の実家に泊まりに行ったので、今日は次男と二人きり。

昼間は暑いので家で過ごし、夕方外へ出て、夕食の準備に使うゴーヤやプチトマトを収穫。


普段はお兄ちゃんにみんな収穫されてしまい、次男が収穫できませんが今日はひとりじめ。

「あかねぇ!きいろねぇ!グリーンねぇ!」

一つ一つをじっくり観察していました。

その後、日が暮れてから散歩に出かけました。

すごく嬉しそう♪

お空や、お花、葉っぱ、車、いろんなものに興味示して、一つ一つに感激していました。


空に浮かぶ白いお月さまをみて、「ママァ、あれなに~?」と叫ぶ次男。

「白い月ねぇ!」と私が答えると、「うん!」ととっても表情豊かに頷いていました。



私が一人で野菜を収穫しても息子ほど嬉しい気持ちにはならないし、白い月を見てあんなに感激しないだろうな。

いや、野菜一つ一つをこんなにじーっと見つめて観察しないし、月が出ていることすら気にかけないかもしれない。

大人になるにつれて、そういうところがどんどん薄れていく。

ちょっと寂しい。

小さなことに気づき、喜びを見出し、当たり前のことを当たり前でないと感じ感謝する心。

忘れないでいたいものです。

そして、こどもたちのこの柔軟な感性を音として表現するための手助けをしていくことが、私たちピアノ指導者の役目だと思っています。



2013年7月18日木曜日

小さな生徒さんの体験レッスン

可愛らしい女の子が体験レッスンに来てくれました。

小さな生徒さんはみな希望に溢れていて本当に初々しい!

初めてのピアノ教室に来て、初めての先生に会って、ドキドキするよね。

ごあいさつ一つするにも緊張しちゃうよね。

でも大きなピアノの前に座って、音を鳴らしてみて、うれしそうにニコっと笑ってくれました。

ミッフィーのピアノ絵本を使って、CDに合わせていくつか音を鳴らしてもらいました。

車のクラクションの音、トランポリン飛んでる音、あひるさんやひよこさん、かめさんが行進している様子・・・。

いろんな音をピアノであらわすことが出来るんだね。

これから一緒に楽しくピアノのレッスン頑張ろうね!