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こんにちは。
木幡平尾のピアノ教室です。
6月、梅雨入りしました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
教室では来月開催予定のサマーコンサートに向けて着々と準備を進めております。
ここ数年はコロナウイルス感染予防のため、事前に録画しておいたものをYouTubeで配信するオンラインコンサートを開催しておりました。
今回、久しぶりの対面でのコンサートとなるため、「目の前にお客さんがたくさんいると緊張しちゃう!」と今からドキドキしている生徒さんもいらっしゃいます。
そのお気持ち、私もとても良く分かります。
オンラインコンサートのような録画の発表と違ってやり直しがききませんし、お客さんとの距離もとても近い環境。
アットホームなコンサートと言えどもドキドキしてしまいますね。
私もこれまでのピアノ人生で幾度となく「本番で落ち着いて演奏するにはどうすれば良いか?」という問題について考えてきました。
そのような中で、「これは効果があった!」と感じたものを今回いくつか挙げてみました。
【当日に向けての事前練習】
・一人で練習するばかりでなく、本番同様にお客さんに聴いてもらう環境を作る。
こちらは人の視線が気になる生徒さんには特におすすめです。
身近にいる聴いてくれそうな人を見つけて協力してもらいましょう。
ちなみに私がこどものころについていた先生は、「みんなを大きなカボチャだと思えばいいのよ!」とおっしゃっていました。
・カメラを回し、ノーミスで弾く練習をする。
今でも私が日々取り入れている練習方法です。
集中力を鍛えるのにも良い方法だと思います。
自分の演奏を客観的に見直せる点も良いですね。
・暗譜を完璧にするため楽譜を模写する。
私は特にバッハなどで取り入れていますが、小さな生徒さんに試していただくのも良いと思います。
細かいパッセージに意識が行きますし、その曲の構造を理解することも出来ますので記憶しやすいです。
・当日着る衣装を着て練習し、不具合がないか確認しておく。靴を履く場合は、舞台袖からピアノまで歩く練習、ペダルの踏み心地も確認しておく。
腕の上がり具合、スカートの裾など、当日演奏しづらいことのないように確認しておきましょう。
靴を履く場合は、舞台上で歩く際に音が鳴りすぎないほうがベターですし、ヒールの具合によってはペダルを踏みづらいので注意が必要です。
・可能であれば会場の下見をしておく。
本番の舞台がどれぐらいの広さでどんな響き方をするのか、照明はどの程度なのか、客席との距離等、確認しておくと安心でしょう。
当日演奏するピアノを事前に触ることは難しい場合が多いですが、可能な範囲で当日の環境を把握しておくことをおすすめします。
・本番の舞台で弾くシチュエーションを想像しておく。
本番の舞台での演奏をイメージしておくことはとても大切です。
お家での練習時にも、広い舞台で演奏している場面を想像しながら弾くと良いでしょう。
・もし間違えても何事もなかったかのように演奏を続ける練習をしておく。
プロはごまかすこともプロだと言われています。
ミスしてしまっても流れを止めずに弾き続ける訓練をしておきましょう。
・不安が無くなるまで練習を重ねる。
「これだけ練習したんだから大丈夫。自分を信じて演奏しよう。」と当日思えるように、納得のいくまで練習をしましょう。
【本番直前】
・演奏前に壁に向かって指立て伏せをする。
指先に意識を集中させることが出来ますのでおすすめです。
・おへその位置を確認する。
おへそだけでなく、下半身の存在を意識すると気持ちが上ずらずに演奏できます。
・心の中で歌い、何があっても曲の流れを止めない。
体で音楽を感じながら演奏することはとても大切です。
そのために心からその曲を感じ、歌いましょう。
もし音が飛んでしまっても音楽の流れは止めないようにしましょう。
・指先が冷える場合はホッカイロを、逆に汗ばむときはハンカチを持っておく。
指先が冷えてしまうと動きづらく、意識も入りづらいので温めておきましょう。
逆に汗ばんでしまうと滑ったり転んだりしてしまうのでハンカチ等で拭うようにしましょう。
・空腹だと集中力が落ちるのでしっかり栄養を取っておく。
こちらは直前だけでなく、日々の生活にも言えることです。
エネルギーをしっかり取って、良い状態でパフォーマンスをできるようにコンディションを整えましょう。
人それぞれ合う食べ物、そうでない食べ物が違いますので一概に言えないかもしれませんが、私は糖分をしっかり取っておくと良い演奏ができます。
ちなみにこれは話が逸れますが、私の先生はよく、「欧米の人が作った曲を弾くんだからやっぱり欧米の食事を取り入れなきゃ。豆腐ばかり食べてないで。」とおっしゃっていました。
私、こどものころから豆腐が大好きだったんですが、先生にそうご指摘いただいてからは、普段からなるべくお肉を食べるよう心がけていました。
・演奏前に体が冷えないよう、舞台裏で着る羽織を用意しておく。
冷えると身体がこわばって余計に緊張してしまいます。
指先だけでなく、体全体も冷えないように気を付けましょう。
舞台袖はクーラーが効きすぎている場合もありますので注意が必要です。
以上、本番での緊張を和らげる方法について、私がこれまでに試みたものをご紹介しました。
人それぞれ、しっくりくる方法があると思いますので、まずは色々と試してみることをおすすめします。
「これはおすすめ!」という良い方法が他にありましたらぜひ教えてください!
今月もよろしくお願いいたします。
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以下は、最近色々と調べていて見つけた「これはいいかも」と思う方法です。
・演奏前に壁に向かって指立て伏せをする。(指先に意識がいって良さそうです)
・自分が緊張していることを否定するのでなく、認識する。
・たとえ緊張しても本来の目的が達成されたならば良しとする。
(本番までの努力の道のり、等)
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