2014年12月23日火曜日

大人の生徒さんによるクリスマスコンサート開催♪

週末、大人の生徒さんのクリスマスコンサートを開催しました。































お一人お一人、 大人の方ならではの味のある素晴らしい演奏をしてくださいました。

演奏前にはそれぞれの曲目にまつわるエピソードもお話してくださり、 
その思い入れを感じ取りながら聴かせていただきました。

そして私は 今回はモーツァルトのピアノソナタのジャズアレンジを演奏しました。


















全員の演奏が終わった後はティータイム。

生徒さんたちの学生時代の話などで盛り上がり、
 大人女子会のような楽しい雰囲気でした。

お話しながら、 地元のお店のケーキを皆でいただきました。

















生徒さんたちとこうして過ごす時間は、
 私にとっても、貴重な時間になりました。

ありがとうございました。

これからも お一人お一人に寄り添えるようなピアノ指導者でありたいと思います。

それでは皆様、よいお年をお迎えください。



2014年12月19日金曜日

コンクール挑戦で得た成長♪

















先週末、コンクールの本選があり、
生徒さんがご兄弟で参加なさいました。

彼らは大きな舞台で頼もしい姿を見せてくれました。
本当によく頑張りました。

入賞こそ逃してしまいましたが、
本番に至る過程、努力したり、考えたり、あれこれ試行錯誤した経験が、
彼らに入賞以上のものをもたらしたと感じています。

お母様よりご感想のお手紙をいただきましたので
ご紹介させていただきます。
(お母様の許可を得ています)


『先日は二日に渡りありがとうございました。

初めてのコンクール、親子共々ハラハラドキドキでした。
こどもたちがこれまでよりも真剣に取り組んでいたため、
結果にはがっかりした様子で可哀想かなとも思いましたが、
これがあの子たちの実力です。

二人ともミスを恐れるのではなく、
あの舞台に響く音色を出せれば更に良かったかな、と思います。
堅実な演奏を心がけるのはあの子たちの良いところでもありますが。笑。

帰宅してから二人に「どうだったかな?」と尋ねると、
長男は
「入賞できなかったのは残念だったけれど、
頑張って練習したから参加してよかった。」と。
「次回は?」と訊くと、
「曲目によっては出たい」。

次男は
「(表彰式)で名前呼んでもらえなかったから悲しかったから、
またコンクールに出たい。
トロフィーが欲しいから発表会よりもコンクールがいい。」

コンクールに二人とも感化されたようです。
私と主人は、
「入賞以上のものを手に入れたのではないか」と感じました。

これまで何気なくピアノに取り組んでいたこどもたちの意識が
変わるきっかけになりました。

ピアノに限らず、スポーツ、テスト等、
一回限りの場で実力を出す経験は今後必要なので、
その鍛錬にもいい機会なのでは、と思います。

今後は本人たちの希望を聞きながら、
人前で演奏する機会を増やしてあげたいです。

今後もよろしくお願いします。』

音楽に点数がついたり、
賞を取れた、取れなかったと一喜一憂したり、
そのような面のある「コンクール」との関わり方について、
私自身も常に考えることがあり、
生徒さんたちがどのようにこれらと関わっていけば
良い方向に導くことができるのか模索しています。

今回はそれが良い方向に動いたのではないかと感じ、
私自身も初めて生徒さんを参加させたコンクール、
得るものが本当にたくさんありました。












2014年12月10日水曜日

新マザーズコーチ養成講座2級最終回♪ 「自分と子どもの強みを見つける」


















10月から隔週で参加していました新マザーズコーチ養成講座2級。
最終回に参加しました。

今回のテーマは、
「自分と子どもの強みを見つける」。

子どもの強みを見つけられるママになることが目的です。

具体的には、
・まずは強みに意識を向ける。
・強みとは何かを知り、「強み」と「才能」の違いを知る。
・強みに焦点をあてることの効果を知る。
・才能・強みの見つけ方を知る。
このような内容です。

人間の脳は、
自分や子どもの「できないこと、欠けているところ」
に意識が言ってしまう習性があるそうです。

だからこそ、強みに意識を向け、
それを見つけるトレーニングをしていくことで、
個々が持っている潜在的な可能性を
最大限に引き出すことが大切になってくるのですね。

講座では、まずそのトレーニングのひとつとして、
「周りの人によく言われる、あなたのイメージは?」
という質問に一人一人が答えました。

私の答えはこんな感じです。
「几帳面」
「マメな人」
「しっかりしている」
「感受性が強い」
などなど。

私自身はこれらは強みというより、
弱みなんじゃないか、と思えてくることもしばしばあるのですが、
これらを強みとして捉え、
活かしていくことで、
自分自身の可能性を最大限に引き出すことができるかもしれないのですね。
ポジティブに考えていこうと思いを改めました。笑。


そして、興味深かったのは、
「才能」と「強み」の違いについてのお話。

才能とは、「自然、無意識にできること」。
そして、「強み」とは、
トレーニングを積み、持っているその「才能」を意識して活かせるようになること。

プロ野球のイチロー選手が小学校6年生のときに書いた作文を理恵コーチが朗読してくださり、
「才能」を「強み」として伸ばしていく素晴らしい例として、
皆で意見を交わし合いました。

最後に、才能・強みの見つけ方のトレーニングもしました。
・自分が憧れている、自然と引き込まれる活動は何か。
・素早く習得できる活動は?
・どんな活動の時に、行なうステップが自然にわかる?
・「私は一体どうやってこれができたんだろう?」と、
気づかないうちにできていることは何?
・どんな活動にワクワクする?
やっている最中、終わった直後、
満足し、またやりたい!と思うことは何?

自分のことをこうして冷静に分析する機会はなかなかないので、
本当に貴重な時間になりました。

理恵コーチ、参加者の皆様、ありがとうございました。
引き続きこれからも宜しくお願いいたします。










2014年12月9日火曜日

クリスマスコンサート開催記録♪



週末、自宅レッスン室にてクリスマスコンサートを開催しました。

朝から夕方まで、5部に分かれての開催。

たくさんのお父様、お母様、ご兄弟に見守られる中、
こどもたちは一生懸命演奏してくれました。

「大勢の前で一人で演奏する」
このことだけでも本当に勇気がいります。

それを皆、立派にやり遂げていました。
素晴らしいことです。

これからも自信を持って、
いろんなことにチャレンジしていってほしいなぁ!

特別企画として、
今回も歌のお上手な大人の生徒さんにイタリア歌曲を
熱唱していただきました。






















その方と私で楽しい連弾もさせていただきました。
















こどもたちと一緒に「あわてんぼうのサンタクロース」の合唱も。
















最後は恒例のお菓子掴み取りで締めくくり。

生徒さんやそのご家族と温かな時間を共有することができ、
感謝の気持ちでいっぱいです。

皆様、本当にありがとうございました。

2014年11月28日金曜日

新マザーズコーチ養成2級講座第3回♪ 「子どもの心の成長過程を知り、子育てに活かす」




新マザーズコーチ養成講座第3回を受講しました。

今回は「子どもの心の成長過程を知り、子育てに活かす」というテーマ。

レジュメの最初にはこんなふうに書かれていました。(大まかに抜粋)

「『子育てには自分軸を持ちましょう。』
と言われても、実際何を基準に軸を決めるのか、
日々こどもと向き合う中で戸惑うことはたくさんあります。

こうした方が良いだろうと思っても、
逆にこどもの芽を摘んでいることもあります。

子どもの心の成長過程を把握することで、
周りに大きく振り回されることが少なくなります。

それを自分の子育ての中にどう活かしていくかを
皆で見つけていきましょう。」


講座では、子どもの心の成長過程を知るために、
生まれたときから大学生になるまでを5段階に分け、
それぞれの時期にはどんな成長があり、
親はどんなふうに見守ってあげたら良いのかを学びました。

一つ一つの時期を細かく見ていくうちに、
私も自分がこどもだった頃、
それぞれの時期に自分はどんなことを思ったり考えたりしていたのか、
また、父や母は私にどのような体験や経験をさせてくれ、
どんなふうに接してくれていたのか、
どんなふうに見守ってくれていたのか、
など、色々と思い出されました。

10月からこの講座を受け始めたわけですが、
それ以来、どちらかというと、
「どうして私にこういうふうに接してくれなかったんだろう」
とか、
「こんな家庭がよかったのに私のところはそうじゃなかった」
とか、
自分の育ってきた環境のマイナスな面が目に付いてしまっていました。

けれども、今回、
両親が私にしてくれたこと、
楽しかったこと、嬉しかったことなどをたくさん思い出しました。

少なくとも小学生の頃まではとにかく好奇心旺盛で
なんでもチャレンジするような子だった私に、
できる限り色んなこと経験させてくれ、
娘の持っている良さを伸ばしてあげたいと、
彼らなりに必死になってくれていたのです。

父だって母だって、
幸せで温かい家庭を築きたいと常に思っていたに違いありません。

娘が幸せになるために、彼らなりに最善を尽くしてくれていたこと、
今更なのですが、いつになくものすごく思い出しました。

今日学んだ中に、
「完璧な親なんていない」っていうのがあったのですが、
私のほうが両親に「完璧な親」を求めていたのかもしれません。

(両親に謝りたくなってきました。。)

今回この講座受けるようになって、
受けていなかったら自分の心にしまったままであろう親子の関係に対する
私の思い、そして両親の思い、
たくさんのことを振り返り、考えるきっかけを与えてもらっています。

私がこうして過去を振り返ったり、学んだことについて考えて、
これからの人間関係をより良くしていきたいと前を向くことで、
自分自身も家族も生徒さんも友人も、
周りの皆が幸せになれるきっかけが見つかればいいな、
と思っています。

2014年11月21日金曜日

クリスマスコンサートに向けて♪



本年度も自宅レッスン室にて、
6部に分かれてクリスマスコンサートを開催いたします。

最近のレッスンでは、
生徒さんたちと一緒にそれに向けての取り組みに励んでいます。

コンサートのご案内を兼ねた教室だよりとプログラム作成も終わり、
先日よりお配りしていますので、
ご家庭でお子様と一緒にご覧ください。

今回は生徒さんたちの演奏の他に、
音大の声楽科をご卒業なさった大人の生徒さんが
素晴らしい歌声を披露してくださいます。

イタリア歌曲集から一曲と、
クリスマスにちなんだ曲を予定しております。
(私が伴奏させていただきます!)

皆で一緒に歌うところもありますので、
元気よく歌ってくださいね。

私とその方でクリスマスソングの連弾もさせていただく予定ですので、
こちらもお楽しみに!

生徒さんたちへの演奏のクリスマスプレゼント、
喜んでもらえたら嬉しいです。

そして、前回ご好評いただきましたお菓子のつかみ取り、
今回もご用意しております。

袋にた~くさん詰めてくださいね!

クリスマスツリーや壁飾りも準備中です。

生徒さんたちが、ワクワクドキドキ、
楽しいひとときを過ごせるように、
準備を進めて参ります。







2014年11月13日木曜日

新マザーズコーチ養成2級講座第2回♪ 「ママは聴き方、伝え方の大名人」
















マザーズコーチ養成講座第二回を受講しました。

今回は、
こどもや夫、姑の感情に振り回されないテクニックを学んだり、
こどもが話したくなる聴き方、
こどもが聞きたくなる話し方、など、
どれも今の私にとって必要なスキルであり、
すぐにでも実践したくなるものがたくさんありました。

その中の一つ、
「こどもが聴きたくなる話し方」について、
感じたこと書いてみたいと思います。

こどもが聴きたくなる話し方、
身近な例を挙げますと、
「○○ちゃんは好き嫌いが多すぎよ!食べなさい!」
ではなく、
「一生懸命作ったもの、食べてもらえなかったらママ悲しいな」
というふうに、
ママ自身の感情をこどもに伝える、
というもの。

Youメッセージ(相手が主語)でなく、
iメッセージ(私が主語)で伝える、ということです。

これはこどもたちだけでなく、
両親や主人、生徒さんにも使うことができるスキルなので、
さっそく試してみます。

感情的に物事をいうのはもちろんよくありませんが、
自分の感情を交えて相手に伝えること・話すことは、
それとは全く別です。

それで、私、
実はこれを今までほとんどできていなかったことに気がつきました。

言葉でうまく感情を伝えられないから、
伝えようとしないから、
自分自身も苦しいし、
相手も苦しい。

自分の感情を持つことは決して悪いことではないし、
素直に自分の思いを伝えることは、
本当はものすごく大切なことなのですね。

私は、家族との時間を楽しく明るいものにしたいし、
何でも気兼ねなく話し合える家庭にとっても憧れています。

生徒さんとの関係も同じです。
お互いの感情を隠さずに、
いつでもオープンにできるような関係を築くことが私の理想です。

今回の講座で学んでいること、
すぐには効果が出ないかもしれないけれど、
少しずつ実践していく中で、
自分自身の考えに変化が生まれたり、
家族や生徒さんとのコミュニケーションの時間を楽しいものに変えていけたら、
私自身もっと楽に生きられるようになるし、
周りの皆ももっともっと楽しく毎日過ごせるようになるのではないかな。

参加者の皆さんそれぞれ悩みを抱えていらっしゃいましたが、
明るい家庭を築きたい、子育てを楽しいものにしていきたい、
と強く思っている方ばかりです。
一生懸命、より良い方法を探っておられます。

私だけでなくて、皆さん向いていらっしゃる方向は同じでした。

本当に、家庭を明るく、子育てを楽しくしていきたいですよね!



2014年11月6日木曜日

新マザーズコーチ養成2級講座第1回♪ 「自分の現状確認と望ましい姿を明確にする」

以前から興味のあった、コーチング。

お知り合いのピアノの先生にご紹介いただき、
マザーズコーチ養成講座を受講することに決めました。

















こちらの講座は、
「自分の良さを活かしたお母さんになろう」ということで、
ママ自身とこどもの強みを発見するためのプログラム。

家庭を明るく、子育てを楽しくすることを目的としている講座です。

私自身、自分の家庭環境にこどものころ違和感を感じていて、
「何を言っても否定されるなぁ」
「自分の感情を持つことはダメなことなんだろうか」
「自分を表現してはいけないんだろうか」
とか、
特に思春期の頃は、そんなことを考えて過ごしていました。

もちろん、両親は私のことを一生懸命育ててくれていたのは確かで、
愛情もたくさん感じていました。

けれども、
私はどうもその環境に疑問を抱かざるを得なかった。

自分が親となった今、
今度は親の立場で、
「息子たちにはどんな家庭環境を作ってあげたいか」
と考えたとき、
「何でも話せる温かい環境を作ってあげたい」
という思いがあります。

しかし、どうすればそのような環境を作ってあげられるのか、
具体的によくわからない部分も。

先日、講座の第一回を受講し、
それを学ぶ機会を得ることができました。

青木理恵コーチと、
参加者の方々、
皆さん同じような思いを抱かれ、
同じような環境を理想としていっらっしゃる。

仲間がいる!と思うだけでも
本当に心強いことです。

親側のちょっとした知識や配慮、心構えで、
幾重にも家庭環境は変えることができる。
ということがわかったので、
さっそく少しずつ実践してみます。

息子たちとの関係だけでなく、
このスキルを両親や主人、
ピアノの生徒さん、保護者の方々にも
フィードバックしていきたいと思います。

2014年10月31日金曜日

音大生の方々へ♪「音楽教室を開くために必要なこと」~音楽講師になるための基本スキル~















私が交流させていただいております音楽ライターの山本美芽先生が、
昭和音楽大学にて
「音楽教室を開くために必要なこと」~音楽講師になるための基本スキル~
とても興味深い講座だと感じましたのでご紹介させていただきます。

私は大学(昭和音大ではありませんが)を卒業して10年が経ち、
今となってはピアノ教室を自ら開業している身ですが、
学生時代や卒業当時は将来に明るいイメージを抱くことがまったくできませんでした。

当時は、音大は残念ながら就職支援に関してまだまだ不十分な状態でした。

「音楽大学は実技を学ぶ場」という認識が先生側にも生徒側にも大きく、
学生の卒業後を親身になって支援してくれたり、
情報を提供してもらえるような場はありませんでした。

就職課というものがあったものの、
そこではなぜか一般就職を勧めていて、
実技を指導する教授たちともあまり関わり、繋がりのない場でした。
その就職課の職員の方は、
「音楽講師になっても収入は少ないし、結婚もし損ねるし、いいことがない」
というお考えの方でした。
銀行や保険会社などに勤めて、
普通の会社員として仕事をしていくことを勧めておられました。

まだ人生経験の浅い私は、
今まで自分が一生懸命取り組んできた「音楽」が
社会では何の役にも立たない、
という思いに駆られ、失望したけれど、
社会に出て、自立して生きていきたいという思いもありましたから、
一般企業の説明会や面接試験にもたくさん出向きました。

しかし、一般企業での音大生のイメージは
「音楽しかわからないお嬢さん」
という雰囲気。

私だけではなく、
周りの子たちもほとんどはどこにも就職できない現実でした。

当時は本当にその現実に悲観的になっていましたが、
もし、その頃に今回の美芽先生が開講なさるような講座があったら、
今まで自分が取り組んできたことを生かして仕事をし、
社会と繋がっていこう、
と、もっと前向きになれたかもしれない、と思います。

今、実際に自宅でピアノ教室を主宰してみて思うのは、
音楽講師という仕事は本当に素晴らしい職業である、
ということです。
間近でたくさんの生徒さんの成長を見守ることができ、
生徒さんたちやそのお母様方とコミュニケーションを築く中で、
たくさんの気づき、発見があり、刺激をいただくことができます。

そして何より、音楽講師は、音楽を通して皆を幸せにすることができる。

これはとても素晴らしいことだと思いませんか。

今、音大で学ばれていらっしゃる学生さんにはぜひ、
今回の講座で音楽講師の魅力を感じていただき、
いろんな学びの場やサポートの場があること、
音楽だけでなくて様々なスキルが必要であること、
などたくさんのことを知っていただけたら、と思います。

私はピアノ指導者になって、
こうして地域の皆様と関わっていくことのできている今、
とても充実した日々を送ることができていますよ。




2014年10月24日金曜日

松田紗依先生のレッスン♪                 「生徒を伸ばす!ピアノ教材大研究」♪


先週末、長男のピアノレッスンに行ってきました。

月2回ほど、地下鉄と京阪と叡山電車を乗り継いで、
松田紗依先生のところに通っています。

紗依先生は私が普段生徒さんに使っていただいているテキスト、
「ピアノレッスン」シリーズの著者でもあります。

先生のレッスンはスパルタな感じではなく、
大らかに伸び伸び育てて下さっている印象です。

とはいえ、
「集中するときはする‼︎」
と息子はよく先生に言われながらレッスン受けています。笑。

レッスンが終わった後、
「ピアノ教育は人間教育よ~!」
と先生はおっしゃっていましたが、まさにそのとおり。

いつも
「こどもたちにとって音楽がどのようなものであってほしいのか」
を考えて、
私もレッスンしていきたいと思います。

生徒さんたちそれぞれの良いところを
たくさん引き出して、伸ばしてあげたいと思っています。

さて、下の写真の「生徒を伸ばす!ピアノ教材大研究」という書籍。

少し前に紗依先生が私にプレゼントしてくださいました。

ピアノ指導界の第一線でご活躍されている10人の先生の指導法が
紹介されています。

この中に紗依先生の記事が載っています。

先生がご自分でオリジナル教材を作るに至った経緯、
指導に対する思い、
自ら編み出した指導法についてなど、
興味深いお話が沢山書かれています。

「自分を表現することの素晴らしさ」
を、私は記事を読んで学びました。

レッスン室に置いておきますので、
ご興味おありの方はぜひ読んでみてくださいね。

















2014年10月17日金曜日

日々の生活をクリエイティブに♪

最近は生徒さんのお母様方から
ピアノのこと以外にも、育児について、教育についてなど、
日常生活においてのご相談いただくことが増えてきました。

私が日々感じているのは、
やはり母親の心が良い状態であることが、
こどもの健全な成長には欠かせないのではないか、
ということです。

そこで今回は
私たち母親が日々行なっている
「主婦としての仕事」=「家事」についての記事です。

主婦の仕事、
つまり家事などというものは
収入もないし、
家で一人でやっていると社会との繋がりも感じられず、
やりがいを失うことがありませんか。

おそらくほとんどの方が家族に日々感謝されるわけでもなく、
「家の仕事はママの仕事。
ママがやって当たり前。」
という雰囲気の中で過ごされているのではないでしょうか。

我が家もそうです。

時々、
こちらからお願いすれば手伝ってくれる、
といった程度です。

でも、最近気が付きました。

どうせやらなければならないなら、
家事を楽しくクリエイティブにしていこう、と。

そう、主婦の仕事、家事全般ってものは
考えようによっては実はものすごくクリエイティブ。

いくらでも楽しくできるはず。

本当はワクワクが詰まっている素晴らしい仕事なのです。

私の場合はピアノ教室の仕事もあり、
日々目一杯ではあるけれど、
「限られた時間の中で楽しんじゃおう!」
と考えるようにしています。

例えば料理。
これをアートとして捉えてみませんか。

好きな材料を用意して好きなようにオブジェを作る。

真っ白なキャンバス地に好きな色を使って自由自在に描く。

私はこのように考えるようにしたら、
毎日の料理がとても楽しくなってきましたよ。


私がこういった意識を持って
日常生活を潤ったものにしようとすることは、
家族にも、私自身にも、
そしてピアノ教室にも、
きっと良い影響、変化がある気がしています。

そうなんです、音楽こそ本来とってもクリエイティブなものですから、
私が意識変えて生活していくことで、
教室にも新しい風が吹き、
より良く変わっていけると思っています。

写真は先週末に焼いたカボチャのカップスコーン。

ほのかに甘く、生地に入れた白ワインが香って
幸せな気分になりました。


2014年10月10日金曜日

自発性を養うために♪コンサートの選曲















10月も半ば。

秋晴れにコスモスが映える季節になりましたね。


自宅レッスン室にて開催予定のクリスマスコンサートまで
早くも2ヶ月をきりました。

レッスンの際、生徒さんと共にコンサートの選曲を始めています。

普段のレッスンで使用しているテキストの中から一曲と、
クリスマスソングや生徒さん自身が挑戦してみたい曲、
合わせて2曲を演奏することをご提案しています。

私としては、指導者が曲を決めるのではなくて、
生徒さんご本人の
「前から弾いてみたいと思ってた曲があるねん。」
「こんなイメージの曲弾きたいな。」
「ゆったり流れる感じよりも、スタッカートでピョンピョン跳ねる感じの曲。」
「このクリスマスソング弾いてみたい!」
といった気持ちを大切にしたいと考えています。

ですので、生徒さんと一緒に曲選びをします。

私がいくつかの曲を提案、演奏してみて、
「これがいいな」
「これはちょっと・・・」
など、生徒さんの反応に耳を傾けるようにしています。

自分はどんな雰囲気の曲が好きで、
どういう風にピアノを弾きたいのか。

自ら選曲をすることで自己を発見、
見つめなおす機会にもなりますね。

大人に言われるがままに動くのではなく、
自発的にあれこれ考え、
行動できるような人になってほしいと願っています。

私はピアノ指導者ですが、
彼らに伝えていきたいことは、
ピアノ演奏の技術だけではありません。

こどもたちに
伸び伸び、生き生きと毎日過ごしてほしい。

自分の好きなことを見つけ、
目標に向かって努力する姿勢を身につけてほしい。

このような豊かに生きるうえで大切なことを
皆に伝えていきたいと日頃から思っています。

技術を習得させることだけが
ピアノレッスンの目的ではないと考えています。

ピアノを通して豊かな人間性を養い、
生きていることが素晴らしいと思えるような、
そんな毎日を提案していきたいのです。

クリスマスコンサート、
楽しいときを過ごしていただけるように
準備を進めて参ります。

「こんなことしたい!」など
リクエストがございましたら、ぜひお聞かせ下さいね。



2014年10月3日金曜日

自分を大切に♪

「何の役にも立たないけれど、
人の役にも立たないけれど、
仕事にも繋がらないけれど、
それでも大好きって思えるような、
時間も何もかも忘れて一人で楽しんだり、
没頭できるようなことはある?」

ある方とお話する機会があり、こう聞かれました。

私、その時少し考えたのですが、
答えられませんでした。

気がついてみれば、
いつも息子たちはじめ家族のこと、
そして仕事のこと、
これらで頭がいっぱい。

自分だけのために時間を使うっていう感覚、
いつのまにか忘れかけていたことに気がつきました。

この春次男が幼稚園行くようになってから
少しずつそれを探すようにはしていたのですが、
長男が入院したり、長い夏休みがあり、
また自分は後回し状態。

私だけではなく、
子育てしている方はきっと皆さん同じですよね。

でも、自分を大切にできるか、できないか、
それは、環境のせいでもなく、
他人のせいでもなく、
自分自身の考え方や行動しだいで
いくらでも変えられる。

私は最近こう考えるようになりました。


8月末、大人の方々のサマーコンサートでも、
「自分だけの時間を確保したい。」
と皆さんおっしゃっていました。

お茶しながらこのことについて意見を交わしました。

結論は、
「どんなに忙しくても自分の時間は自分で作ろう。
色々工夫が必要だけど。」


自分だけの時間を確保することに罪悪感など感じる必要はありません。

ときには家族の協力を得てリフレッシュすることも大切なことなのです。

お母さんが笑顔でイキイキしていたらこどもたちだって嬉しいはずです。


「自分を大切にする」
これは簡単なようで意外に難しい場合もあるかもしれません。

けれども、もっと自分を大切に、もっと自分を愛せるように
まずは小さなことから心がけてみてはいかがでしょうか。

自分を大切にし、愛することで、
周りの人をも本気で愛せるようになる。

私はこう考えるようになってから、
実際、家族とも少しずつ上手に接することができるようになってきました。

そして生徒さんたちとも。

考え方次第でこうも変わるものなんだ、
と感じています。


ということで冒頭の質問について。

その後、意識して好きなことを探すようにしました。

私の場合、音楽で言えばジャズ、
それ意外では料理の写真撮影が
お気に入りのリフレッシュ材料になっています。

ジャズの楽譜を開いて弾いてみたり、
CDを引っぱり出してきてかけてみたり、
インターネットラジオも大活躍してくれています。

そして料理写真はプライベートブログに細々とですが載せています。

皆さんもぜひ、ご自分がハッピーになれるような楽しいこと、
探してみてくださいね!


写真は、私が大好きなジャズヴォーカリストKeiko LeeのCD。
聴きすぎて音が飛ぶようになってしまいましたが。。



2014年9月26日金曜日

ピティナピアノステップ醍醐地区♪            糀場富美子作曲「お日さまのキャンバス」♪

毎年多くの生徒さんにご参加いただいている合同発表会のお知らせです。

2015年2月22日に醍醐交流会館(アルプラザ2階ホール)にて
ピティナ(ピアノ指導協会)主催、ピティナピアノステップが行なわれます。
詳細はこちらです↓
www.piano.or.jp/step/about

大きな舞台で演奏することは、ご本人にとっても貴重な経験になります。

自信にも繋がりますし、お友達の演奏を聴くことも勉強になることでしょう。

私の教室からも毎年たくさんの生徒さんにご参加いただいております。

ご興味おありの方はぜひご検討いただけたらと思います。

10月末頃には曲目を決定し、申し込みをしますので、
ご参加いただく場合はお早めにご連絡ください。

私もレッスン時にご本人と参加の有無や選曲について話し合ってみます。

ご質問などございましたら何なりとご連絡くださいね。


さて、
私が大学時代に大変お世話になりました糀場富美子先生より、
素敵な贈り物をいただきました。
























こどものためのピアノ曲集
『お日さまのキャンバス』
糀場富美子作曲
カワイ出版
http://editionkawai.shop16.makeshop.jp/shop/shopdetail.html?brandcode=000000006080


糀場先生は作曲家であり、
東京音楽大学の教授でもいらっしゃいます。

何と私の実家と先生のお宅がお隣同士、というご縁。

大学時代にはいつも心の支えになってくださいました。

気さくなお人柄もとても素敵な方です。

さっそくこれから一通り弾いてみようと思います。

生徒さんたちのステップの選曲も、
この曲集の中のものを取り入れてみようかな。



2014年9月19日金曜日

導入期におすすめのドリル♪

この秋から、
新たに3名の生徒さんが教室に通ってくださることになりました。

3名とも幼稚園生。
お一人は年少さん。
あとのお二人は年中さんです。

新しいことを始めるのに、
ご本人も、お母様も期待と不安が入り混じっていると思いますが、
安心してレッスンに通っていただけるように、
コミュニケーションを大切にして指導してまいります。

さて、今回は、
ピアノを始められたばかりの小さなお子様におススメの教材を一つ、
ご紹介します。

『やさしく かんたんに おぼえられる 
おんぷのドリル ルンルン 幼児版 one』
鹿喰登江著・くおん出版
http://www.amazon.co.jp/dp/4891041110

まだ鉛筆を持つこともままならないお子様向けのドリルで、
シールを貼りながら、
音符の場所を覚えていきます。

私も3歳の次男に、
この教材を試してみました。
















まずは指番号を覚えるところから始まり、
次に5線の上に丸い色つきのシールを貼っていきます。
ドから順番に無理なく覚えていけるような構成になっています。

シール貼りが大好きな年頃なので、
ものすごく楽しそうに興味を持って取り組んでくれました。

「もっとやる~!ピアノ習いたい!」  
と意欲満々の様子でした。笑。

現在、私が導入のレッスンで使用しているのは、
松田紗江先生の『ピアノレッスン1-a』
http://www.oto-no-atelier.com/p/works.html
というテキストですが、
ご希望の方には、副教材として、
お子様の年齢やご興味に合わせて様々な教材をご紹介しています。

ご興味おありの方はお気軽にご相談くださいね。






2014年9月11日木曜日

野口雨情作詞「シャボン玉」♪















「シャボン玉」という歌、ご存知ですよね?

♪シャボン玉飛んだ
 屋根まで飛んだ
 屋根まで飛んで
 こわれて消えた

 シャボン玉消えた
 飛ばずに消えた
 産まれてすぐに
 こわれて消えた
 風、風、吹くな
 シャボン玉飛ばそ♪ 


そう、あの有名な曲です。

以前読んだ、ひすいこうたろう著「あした死ぬかもよ」
http://www.amazon.co.jp/dp/4799312626
という書籍に、
その詞の作られた背景が載っていました。

とても心に沁みたのでご紹介したいと思います。


この曲の作詞をしたのは野口雨情という詩人です。

彼は不運の連続の人生を歩んでいました。
大学中退、父の事業失敗と死、家を守るための政略結婚。
詩作に打ち込むものの反響はなし。
その後、事業を立ち上げるものの失敗。
夜逃げのような形で遠く離れた地に移住。

そんな中、生まれたこどもがいたのですが、
一週間ほどで亡くなってしまいました。

酒に入り浸る日々。
彼は自分のことを
「私は旅人である。苦痛の旅人である」
と語っていたそうです。

ある日、夢の中に亡くなった娘が涙をいっぱい浮かべた姿があり、
彼はこう気づき、決意しました。

「自分の人生にすら挑戦できなかった娘に比べて、
自分は健康の身でありながら、
自ら人生を諦め、逃げていた。
立ち直らなければ!」


シャボン玉という歌は、
亡くなった娘さんの命をシャボン玉に置き換えてつくられた詩だそうです。

わずか一週間しか生きることができなかった娘。
自分の人生にすら挑戦できなかった娘。

彼は、命のはかりしれない価値を、
はっきり痛感したのでしょう。


命の価値。

どのくらい自分はわかっているだろうか。

この本を読んで、私自身も考えるきっかけになりました。













2014年9月2日火曜日

大人の生徒さんのサマーコンサート♪

8月最後の週末、
大人の生徒さんのサマーコンサートを行ないました。

これまでは生徒さんのお子さんたちにも聴きに来てもらい
ワイワイガヤガヤ行なっていたのですが、
今回は人数が増えたこともあり、
大人のみでシットリと開催しようということになりました。

普段のレッスンで取り組んでいただいている
松田紗依先生のオリジナルテキストの中から数曲、
そして童謡、ショパン、ディズニー、ジャズなど、
ジャンルに拘らない選曲にしました。















オープニングは1年半ほど前からピアノを始められた生徒さんお二人の連弾。
大人になってから新しいことを始めるというのは
もの凄くエネルギーを要することだと思います。
けれどもお二人とも、始められた頃とは別人のように成長され、
私もとても嬉しくなりました。
それぞれソロでも味のある演奏を披露してくださいました。

次に、こどもの頃にエレクトーンを習っていらして
7月より私のところに通ってくださっている生徒さん。
「アナと雪の女王」より、「レット・イット・ゴー」を演奏してくださいました。
十数年のブランクを感じさせない堂々とした演奏で素晴らしかったです。

また、今回は学生時代に声楽を専攻なさっていた生徒さんが、
イタリア歌曲「O del mio dolce ardor」を熱唱してくださいました。
貫禄のある歌声に、他の生徒さんも聴き惚れていらっしゃいました。
この後、情緒溢れる音色でショパンのノクターンも演奏してくださいました。















最後に私。
今回はディズニーより、
ホール・ニュー・ワールドのジャズアレンジを弾かせていただきました。















演奏後は、ティータイムを設けて楽しくおしゃべり。
当日、私がレッスンの合間に自転車を飛ばして買いに行ったケーキは、
上の飾りが振動でかなり乱れてしまったのだけれど、
皆さんにお許しいただいてホッとしました。笑。

普段は個人レッスンですので、
なかなかこうして生徒さん同士が交流する機会がありません。
今回このような時間を持つことができたのは貴重だったと思います。
「とても有意義な時間を過ごせました。」
と生徒さんからもご感想いただきました。






















生徒さんたちに、
夏の終わりのよき思い出としていただけたなら、
とても嬉しいです。

ありがとうございました。

















2014年8月28日木曜日

コンクール参加のご感想と私が感じたこと♪
















グレンツェンピアノコンクールに生徒さんが挑戦した記事を前回記載しました。
http://pianist-sakura.blogspot.jp/2014/08/blog-post_21.html

ご兄弟で参加なさった生徒さんのお母様から
コンクールを終えてのご感想をいただきましたのでご紹介します。

『子供たちのお陰で今まで触れることのない世界を見させて貰い感謝です。
今回の参加が2人とも刺激になりましたし、
またコンクールに向けて数ヶ月でしたけど頑張って取り組んだので誉めてあげたいです。
ありがとうございました。』

本当に、今回参加した生徒さんたちは自分で目標を決め、よく頑張っていました。
素晴らしいことです。
本番に至る過程がとても大切だと思っていますので、それを私も沢山誉めたいです。


さて、ここからは今回のコンクールの生徒さんの演奏について、
私が強く感じたことをお話したいと思います。

実は私はこれまで、自分の生徒の演奏を客席で聴いたことがありませんでした。
発表会の時などいつも舞台袖におりますので、そこから演奏を見守っていました。

けれども今回のコンクールは原則として指導者も保護者も舞台袖には行けないことになっていて、
参加する本人のみが係りの方の誘導で舞台袖へ行き、待機するという形。

ですので初めて客席で生徒さんの演奏を聴きました。

普段は私の自宅レッスン室や各ご家庭でピアノを弾いているわけですが、
本番はとても大きなホール。
舞台から客席の一番後ろまではかなりの距離があります。

『表現の幅、例えば強弱のつけ方、音色の変化、左右のバランス、全体のメリハリ、
それらをもっともっと大きくつけなければ聴く人に届かない。』

このことを一番強く感じました。

弾いている本人が考えている以上に表現の幅を大きくしなければ、
その曲の持つ特徴や弾き手の思いが伝わらないのです。

また、繊細な音楽性のある音色で弾けていても、
大きなホールで演奏するときには、それが評価されない場合もある。
このことに気がつきました。

これらの点を特に反省し、最近のレッスンでは皆さんにお伝えしています。

今回学んだことを意識して、
より良い指導ができるように私自身も勉強していきたいと思います。












2014年8月21日木曜日

グレンツェンピアノコンクール初参加♪



先日、グレンツェンピアノコンクール京都予選に生徒さん3名が挑戦しました。

ここ3年ほど、いくつかのコンクール開催のお知らせを生徒さんや保護者の方々にしているのですが、
「コンクールって敷居が高いイメージで・・・」とか、
「うちの子が出ても恥をかくんじゃないか」とか、
「もう少し弾けるようになってから」とか、
残念ながらそういったお言葉が多く、
なかなか参加に結びついていませんでした。

けれども今回、「参加してみようかな」という生徒さん(と保護者の方)がいらして、
色々相談に乗らせていただいた後、挑戦することを決意されました。

私にとっても指導者として挑む初めてのコンクール。

「一つの目標に向かって真剣に取り組む姿勢」
を大事にして本番に向けてレッスンを重ねてきました。

当日は、本番直前までソワソワしている生徒さんもいましたが、
大きな舞台で堂々と演奏でき、練習の成果を出すことができていたと思います。
それだけでも本当に立派なことで、
本人たちも保護者の方も満足されたご様子でしたが、
嬉しいことに3人とも入賞でき、益々励みになったようです。

審査員の先生による個評の用紙を読んで、私の本音としては、
「この子の、こんなところをもっと評価してほしかった」という部分もありますが、
どんなことが評価の基準になっているのか、
評価されやすいのはどんな演奏なのか、
などが何となくわかり、勉強になりました。

コンクールのあり方について、これまで色々考えることがあり、
参加させることに対する良い点、そうでない点両方あるのに気づいて悩んだこともありました。
けれども今回生徒さんを参加させてみて、
コンクールを上手に活用することで彼らはもっと成長できるのではないかと感じました。

私自身にとっても、学びの多い一日になりました。

年明けに本選があるので、引き続き生徒さんたちと共に頑張ります。
また、今回反省点も沢山あったので、
次回改善できるように指導法をじっくり考えていきたいと思います。

小さな成功体験の積み重ねが、大きな自信へ繋がっていくということを
彼らに身を持って実感してもらえたら嬉しいです。


ご参考までにグレンツェンピアノコンクールホームページはこちらです↓
http://www.glanzen.co.jp/


2014年8月14日木曜日

こどもと食の関係♪

ピアノ教室のブログですが、
今日は「こどもたちの食」について少しお話したいと思います。
毎日の食事がこどもたちの心を養うのにとても重要だと、
この頃強く思っていて。

この夏休み、息子たちと作ったおやつなどの写真を
プライベートブログのほうに載せています。

今までも出来る範囲で食事作り、おやつ作りはしてきていたのですが、
ここ最近、やはり手作りにこだわりたいと思わせる出来事が二つありました。

まず一つは、6月に長男が病気して寝たきりになったときに、
消え入りそうな小さな声で「ママがおうちで作ったものが食べたい」と囁いたこと。
今でもその声が私の心に焼きついて離れません。

そしてもう一つは、
息子たちが幼稚園からもらってきた家庭教育新聞に載っていた、
龍谷大平安高校野球部、原田英彦監督のインタビュー記事。
春の選抜高校野球大会でチームを日本一に導いた名監督です。

原田監督、入部直後の保護者会でこのような話をするそうです。

「野球を通して自立できる人間に育てますから、
保護者の皆さんも自立してください。
過干渉はよくありません。
けれども、家庭環境は大事です。
お母さんどんなに忙しくても、
でっかい塩おにぎり一個でいいから握って持たせてやってください。
それだけでも子どもは親の愛情を十分に感じるものです。」

(この他にもこの監督は本当にイイコト言ってました!)

何かを成し遂げようとするときに、
母親の作った食事が何よりの原動力になる。
こどもへの大切な愛情表現になる。

そう思ったら毎日の食事作りが本当にやりがいのあるものに思えてきたのです。


私が思うのは、
栄養バランスはもちろん大切なんだけど、
それより何よりこどもにとって一番大切なのは、
愛情こもった料理を、安心できる環境で食べる。

これがすごく大切だと思ってるんです。

とはいえ、一日3回(おやつ入れたら4回!5回!)の食事作り、
正直うんざりすることも多々あります。(苦笑)

「あれ作ってこれ作って」とせがまれ、
「そんな一気に言われても無理や~」って叫ぶこともあり(笑)。

そんな毎日やらなくてはならない食事作りを少しでも楽しみたいという思いもあって、
写真を撮って残そうと思い立ちました。

何をするにも食事は基本だから、
母親としてしてあげられることって
そう多くはないから、
今できることを息子たちにしてあげたいと思ってます。

さて、今日はお盆だけどレッスンあり。
「ママ、ピアノばっかりで僕たちのことかまってくれない」
って思われるのを実は私、日々心配しています。

なので、「いつも君たちのこと気にかけてるよ」
って思いを手作りおやつに込めてるんです。


写真は玄米の塩にぎり。
原田監督の記事を読んで、
妙におにぎりを握りたくなりました。(笑)














2014年8月6日水曜日

心豊かに育ってほしい♪

8月に入りましたね。
夏休み、楽しくお過ごしでしょうか。

先日、レッスンが終わって植木に水撒きをしようと外に出たら、






















こんなに綺麗な夕焼けが広がっていました。

生徒さんと、思わず見入ってしまいました。

「キレ~イ!!」って二人で歓声上げて。


私がこどもたちにいつも願っているのは、
「様々な体験・経験を通して、心豊かに育ってほしい」
ということです。

美しいものや景色を
見たり、
聴いたり、
触ったり、
感じたり。

優しい気持ちになったり、
嬉しい気持ちになったり、
ときには怒ったり、
ときには泣いたり。

様々な出来事から生まれる、
そういった経験・体験を通して感性を磨いていってほしいです。


ピアノの音には、その人の心が表われます。

豊かな心が、
豊かな音色、豊かな音楽を創造するのです。


夏休み、ぜひ素晴らしい思い出を作ってくださいね!

遠くにお出かけするのはもちろん、
お出かけしなくたって、
いつもと少し視点を変えてみるだけで
日々の生活の中に
沢山の素敵なことが詰まっていますよ!





2014年7月31日木曜日

どうしたらいい?ピアノは好きだけど練習は嫌い

















サマーコンサートの際に、こどもたち一人一人の演奏後に、
おうちでの取り組みについて、
お母様方にインタビューをさせていただきました。

「ピアノは大好きで上手くなりたい気持ちはあるようなんですけど、
練習が嫌いで・・・。」
といった類のお答えが多くありました。

もちろん、「毎日自分からすすんで練習しています。」
とおっしゃる方もいらしたのですが。

私も今回のインタビューでいただいた回答を振り返って、
生徒さんたちに今必要なのは何だろう、
私が彼らにできることは何なんだろう、
と考えています。

これまでにも、このことへの対策を試みてきました。

毎週のレッスンでの言葉がけに気をつけたり、
興味の沸くようなグッズを使ったり、
花マルをあげて次の曲に進ませるタイミングを考慮したり。
このブログでお家での取り組みについてのご提案をさせていただいたり。

その他にもあれこれ私も考え、実践してきたのですが、
残念ながら練習が嫌いな生徒さんたちにまだまだ響いていないのですね。

もっと生徒さんたちの根本を変える必要がある、
今はそう考えています。

例えば、
ピアノに対する心からの情熱。
日々の練習に対する心構え。
努力することの意義。

「ピアノって楽しい」と本当の意味で思えるようになるためには、
そこへ至るまでに必ずと言っていいほど努力や忍耐が必要であること。
それなしには本当の意味でそう感じることができないのだ、
ということを生徒さんたちに気づいてもらう必要もあるのかもしれません。

ここまでお読みいただいて、
「やっぱり毎日の練習は不可欠なんだ、練習させなきゃ。」
とお母様方、焦らないでください。

お母さんが「練習しなさい!」と言うから仕方なしにする。
お母さんが練習しないと怒るから仕方なしにする。

生徒さんによってはこれで効果の出る場合もあるのかもしれないのですが、
ほとんどの場合は結局、ヤル気を削いでしまうのではないでしょうか。

私は生徒さんたちがどうしたら自発的に練習をするようになるのか、
それを模索しています。
やはりそれが本来目指すべきところです。

今、私の長男が時々、松田紗依先生のところへレッスンに通っています。
先生のレッスンは、保護者は付き添わず、完全に先生と一対一でレッスンします。
指導者との一対一の信頼関係を築くため、
また、母親の存在を気にすることなくピアノと向き合うことが必要だという、
紗依先生のお考えのもとにこのような形を取っています。

レッスンが終わる頃、迎えに行くと、良くなった演奏を長男が披露してくれます。
先生から私(母親)へのアドバイスはこの際にいただきます。

何回目のレッスンのときでしたか、
紗依先生は「お母さんはつきっきりで練習見なくていいよ。」
と私に話してくださいました。

それまで横でつきっきりで教えていた私にとっては
驚くような助言でしたが、
そばで教えるとどうしても余計なことまで我が子に対しては言ってしまうなあ、
良くないなあ、と思っていたところだったので、
その日から私は長男の練習に最低限しか関わらないことにしました。

少し自分で練習させて、その後「上手になったやん、聴かせて!」
って声かけたりする程度。

リズムとか音とか明らかに違うところだけちょこっと指摘する程度。

そうしたら長男は最近、
これまでよりも明らかに素直な音を出せるようになってきています。

先生からも「無駄な力がスッと抜けてきたね。」と。

もちろん、自分でゆっくり考えながら練習しているので、
すすむペースはそう早くはないのですが。

長い目でみたときに何が大切なのか。
こどもにどんなふうに音楽、ピアノを捉えられるようになってほしいのか。

改めて考えさせられた出来事でした。

自発的に取り組むことができるような子を育てていくために、
お母様方にはどうか大らかな気持ちでいていただきたいと思っています。
キリキリしてこどもに接してもほとんどの場合、良い成果は見込めません。

生徒さんによっては、ヤル気のスイッチが入るのが遅い子もいると思います。
それでも、あるときスイッチが入ると一気に上達したりすることがあります。
そのときまで、大切な芽を摘んでしまわないように、
大らかに見守ってください。

私も生徒さんたちを信じて、
一人一人が持っている可能性を引き出すために、
日々のレッスンで一緒にピアノと生徒さんと向き合っていきたいと思います。

まずは一人一人のありのままの存在を認め、
そこから一人一人に合った方法を一緒に探していくこと。

私がこれからのレッスンでしていきたい大きな一つです。






2014年7月19日土曜日

大人の生徒さんからのメッセージ♪

















サマーコンサート小学校高学年~中学生の部に
ゲスト出演してくださった大人の生徒さん。
音楽大学をご卒業なさって、今は2人の息子さんのお母様です。

「ここ最近はピアノに触れることも少なくなっていたけれど、
もう一度ピアノを学びなおしたい。」

そうおっしゃって私のところに通ってくださっています。

「ブルグミュラーでお国めぐり」という曲集の中から
2曲、私と連弾してくださった後、
こどもたちにメッセージをくださいましたので、
ご紹介させていただきます。

『私もブルグミュラーを弾いたのが
みなさんと同じ小学校高学年くらいだったかと思います。
大人になってからこうしてアンサンブルで弾いたり、
もう一度勉強しなおすのはとても楽しいことです。
みなさんも頑張ってください。』

私もこのお言葉には同感です。

大人になると、音楽、ピアノに対して、
こどもの頃とはまた違った捉え方をできるようになります。

私の場合、こどもの頃はどちらかというと、
がむしゃらに練習に励むことに必死で、
「楽しい」と感じる余裕はあまりなかったかもしれません。

ただピアノがうまくなりたいという一心で、
楽しむのは二の次でした。

けれども、大人になった今、
今回のように生徒さんと連弾をしたりすると、
「ああ、ピアノって楽しいなぁ!
今、こうしてピアノを弾けて、
あきらめないで続けてよかったなぁ。」
って思う瞬間があるんです。

こどもたちにとって、ひとつのことを長く続けるのは
なかなか大変なことでしょう。

ましてや最近のこどもたち、学校の宿題はもちろん、
ピアノ以外にもたくさん習い事があり、
本当に忙しそうです。

私は、生徒さんたちに
細くて構わないから、長くピアノを続けてほしいと願っています。

大人になって必ずと言っていいほど、
「ピアノを弾けてよかった。
あきらめないで続けてきてよかった。」

きっと、そう思える日がやってくると思うのです。




2014年7月14日月曜日

サマーコンサートのご感想♪

















先週末開催しましたサマーコンサートのご感想をいくつか頂戴しましたので、
ご紹介させていただきます。

・初めてのサマーコンサートで、他の生徒さんの発表を見て、上手に弾けているお子さんもおられ、感動しました。
本人も他のおともだちの弾いているのをみて、良い刺激になったのではないかと思います。
音楽かるたは娘はあまり取れなかったので、ちょっと悔しそうでしたが、これを機に家でも音符を覚えたり、弾く練習も自分から進んでやってくれるといいな、と思います。
またコンサートを開いてほしいです。
今回は楽しい時間をありがとうございました。
(年中の女の子のお母様)

・日々のレッスンに加え、このような素敵なコンサートをご準備くださり、ありがとうございます。
今回は少人数にしていただき、こどもたちの集中力もちょうど良いくらいでしたね。
普段は先生と1対1ですが、おともだちとの交流の機会にもなり、よかったです。
刺激を受けて練習に励んでくれるといいのですが。
発表会ということもあり、毎日ピアノの前に座って練習をがんばりました。
(このことを大いにほめました。)
出来栄えは置いておいて、今後も楽しんで続けてほしいです。
ありがとうございました。
(年長の女の子のお母様)

・いつもありがとうございます。
少人数制でゆったり聴く事ができました。
次回も少人数が良いと思います。
また、同じくらいの年齢の子たちとの発表だったのも良かったです。
(小学1年生の女の子のお母様)

・サマーコンサートありがとうございました。
娘にとっても私にとっても初めての発表会でドキドキもしましたが、
娘の人見知りにもビックリでドキドキしました(笑)。
普段のレッスンでは見られない、他の生徒さんの演奏も聴ける貴重な体験でした。
まだ習い始めて半年ですが、娘が楽しみながらどんどんピアノを好きになってくれたら嬉しいです。
これからも宜しくお願いいたします。
(小学2年生の女の子のお母様)

・サマーコンサートありがとうございました。
決して難しい曲ではないので練習をもっとしていれば、もっと上手に弾けただろうになぁ、と感じながら、わが子の演奏を聴いていました。
もう少し自分からヤル気が出ることを願います。
(小学1年生の女の子のお母様)

・男の子の部を開催してくださり、ありがとうございました。
女の子と一緒なのが嫌だ、と言っていたのですが、今回は“男の子の部”ということでコンサートを楽しみにしている様子でした。
楽しいコンサートでした。
(小学4年生の男の子のお母様)

・毎回、色々な企画を考えていただき、子供達もとても楽しかったようです。
身近なお友達や親とはいえ、たくさんの人の前で弾くのはやはり緊張するようですが、
コンサートに向けて練習も頑張るので、とても良い機会だな、と毎回思っています。
個人的にも、我が子だけでなく、他の子が弾くのも楽しく聴かせていただいていて、
「次回はあの子が弾いてた曲がいいんじゃない?」など、後で話したりもします。
先生も毎回弾いて下さると、子供たちにも勉強になりますし、ありがたいです。
楽しいコンサートありがとうございました。
(小学4年生、中学1年生の女の子のお母様)

・他のおともだちの演奏も聴けて勉強になったと思います。
先生の演奏もとてもとてもステキでした。
又、聴きたいです。
(小学1年生の女の子のお母様)

・コンサートありがとうございました。
これからもこどもたちがピアノ、音楽に興味の沸くレッスンを継続して頂ければと思います。
宜しくお願いいたします。
(年長の女の子のお母様)




皆様、ご協力くださり本当にありがとうございました。
今後も皆様に喜んで頂けるようなコンサートを開催していきたいと思います。





2014年7月7日月曜日

サマーコンサート開催記録♪

週末、自宅レッスン室にてサマーコンサートを開催しました。



今回は5~7名ずつ6部に分かれ、一日かけての開催となりました。

「生徒さんとお母様方お一人お一人に寄り添えるようなコンサートにしたい」
というのが今回の私のコンセプト。

生徒さん一人一人の演奏後に、生徒さんとお母様(お父様)お一人ずつに
「演奏を終えての率直な思い」
「お家での取り組みについて感じていること」
など、インタビューしてみました。
生徒さんたちは演奏を終え、
ホッとした様子で「楽しかった!」などと
笑顔で話してくれました。

お母様方も皆様、正直なお気持ちを語ってくださり、
他の方々のお話にも共感しておられる様子でした。
また、日頃お会いする機会の少ないお母様のお話を伺うことができたのも、
私にとって貴重でした。

お話くださったことをもとに、
これからも生徒さん一人一人のことをよく考え、
よりよい方向に導くことができるように心がけて参ります。

ありがとうございました。


インタビューの後は、
皆で「音楽カルタ」を楽しんだり、






 生徒さんたちのリクエストで「雪だるま作ろう」(アナと雪の女王)の合唱をしたり、





ゲスト出演してくださった大人の生徒さんと
後藤ミカ先生の「ブルグミュラーお国めぐり」の中から
「タンゴ・デ・アラベスク」
「素直に弾んでカーニバル」
の連弾をしたり。

こどもたちにはお土産として、
お菓子のつかみ取りもしてもらいました。



 それから今回は男の子の部も設けたので、
男の子たち居心地がよさそうでした(笑)。
(「小学校中学年くらいになってくると女の子の中で演奏しづらくなる」
というご意見を前回いただきました。)




生徒さんたち、そしてお母様方の笑顔がたくさん見られたことが
私にとっては大変嬉しく、
「ピアノの先生」としてこれからも頑張ろうと思えた一日でした。


ご来場くださった皆様、温かく見守ってくださり
本当にありがとうございました。




























2014年6月27日金曜日

いよいよ来週末はサマーコンサート♪

サマーコンサートに向けて、
生徒さんたち真剣にレッスンに取り組んでいます。

私も、ようやく長男が元気になって幼稚園に行きましたので、
猛スピードで準備しております!

教室便りとコンサートのプログラムを生徒さんたちにお配りしました。




今回のコンサートは一部につき5~7名の少人数制にし、
ご家族の方々に、ゆとりを持ってお聴きいただけるようにしました。

また、初めて男の子の部を設けました。
小学生高学年くらいになってくると、
だんだんと女の子が多数の中で演奏しづらくなるんですね。
男の子ばかりが集まっての力強い演奏、楽しみにしています!

そして女の子の部では、
たくさんの生徒さんやお母様方からリクエストいただいていた
アナと雪の女王「雪だるま作ろう」を私が演奏しますので、
それに合わせて
生徒さんたちの可愛らしい歌声をぜひ聴かせてほしいと思っています。



更に小学校高学年以上の部には、
音大をご卒業なさった大人の生徒さんがゲスト出演してくださいます!
私と連弾を予定していますので、楽しみにしていてくださいね。

生徒さんたちの演奏終了後、
ご本人には
「今日の演奏を終えての感想」、
お母様方には
「日頃のお家での取り組みについて」、
簡単にインタビューをしてみたいと思っています。

お一言で構いませんので率直にお話いただけたら嬉しいです。


その後は音楽カルタを皆で楽しみましょう。
















こちらはグループレッスンや個人レッスンでもご紹介したことがある教材で、
生徒さんたちに大好評なんです。

教室便り、プログラムと一緒に
このカルタに出てくる楽語の一覧表をお渡ししてありますので、
おうちで予習をしていただけると
当日存分に楽しめると思います。

コンサート最後には、
こちらも生徒さんのリクエストにより、
“お菓子のつかみ取り”をご用意しました。

生徒さんたちの笑顔がたくさん見られるような、
そんなひとときにしたいと思っています。

それでは、本番まで残り一週間、
一緒に頑張りましょう!




2014年6月14日土曜日

忘れてはならない大切なこと


前回の記事で、
長男が入院したことをご報告させていただきました。

実は、30年前に私がかかった川崎病という病に、
長男もかかってしまいました。

私がかかったのは3歳のときで、
その当時はまだこの病気が発見されて間もない謎の病気だったため、
母は
「娘が死んでしまうのではないか」
と、本当に心配しながら看病してくれたようです。

今は医学の発達や、この病の研究も進んで、
心臓に後遺症が残る可能性は少なからずあるものの、
死にいたることはほぼ無いようです。

皆様にご心配お掛けしてしまいましたが、
長男はようやく回復に向かって元気を取り戻しつつあります。
たくさんの温かいお心遣いをいただいて
本当にありがとうございました。

今回、彼が病気になったことで、
「今、生きていること」とか、
「毎日健康に過ごせる幸せ」とか、
そんなことが当たり前じゃないように思えてきて、
自分に与えられた運命とか人生とか、
自分の意思で変えられないものもあるけれど、
与えられたものの中で精一杯生きたいって
そう思いました。

毎日息子たちのごはんを作って、
彼らと一緒に元気に過ごして、
生徒さんが毎日ピアノレッスンに来てくれて、
そんな繰り返しの毎日が、
当たり前じゃなくって、
スペシャルなんだ、と。
かけがえのないものなんだ、と。

忘れかけていた大切なことを、
再確認することができました。

周りの方々の温かいお気遣いに触れたり、
長男が小さい体で治療を頑張る姿をみたり、
私のことを必要としてくれている人がいるって強く実感したり、
私を育ててくれた母の30年前の気持ちが少しわかったり、
家族皆で協力し合ったり、
いろんなことで心が動いた半月でした。

まだしばらくは療養生活が続きますが、
長男の笑顔も徐々に増えてきて、
心底ホッとしています。
(元気の塊のような彼が、入院してからしばらくの間、
心を閉ざしたかのように寝込んでいたので
とても切なかったです。)

今日は病室のベッドの上で、
「ママがおうちで作ったものが食べたい」
とつぶやいた長男に、
焼きドーナツを作って持っていきました。


2014年6月4日水曜日

ご報告

先週から長男が高熱を出していたのですが、
どうやらただの風邪ではなかったようで
6月の終わりごろまで入院することになりました。

まだ5歳なので24時間家族が付き添わなくてはならず、
私と主人と両親と交代で彼のそばにいます。
次男は今は大阪の曾祖母のところにいます。

退院するまでの間、教室ブログはお休みするかもしれませんが
何卒ご了承ください。
プライベートブログは時々息子の状況など書けたら書いていこうと思っています。
(教室ブログ上部の<プライベートブログ>というところをクリックしたらご覧いただけます。)

生徒さんやお母様方から励ましの声を沢山いただいて、
大変心強いです。
サマーコンサートやコンクールも控えており、
レッスンはできる限り通常どおり行なう予定ですが、
やむを得ずお休みいただく際は申し訳ございません。

新規生徒さんの体験レッスンは退院でき次第再開できると思います。
教室にご興味おありの方はご連絡下さればお返事いたします。

長男、小さな体で治療を頑張っています。
私も頑張ります。




2014年5月27日火曜日

父の還暦に思うこと♪




先日、東京に住む父が我が家に来てくれたので、
還暦祝いをしました。

私と息子たちはケーキ作りに初挑戦。

愛情たっぷりで喜んでもらえました。笑。


思えば、私が結婚して京都に来たのは24歳のとき。

その頃の私はまだ、
「娘が遠くに行ってしまう」
という両親の寂しい気持ちなんて理解しようとすることすらなく、
自分の新しい生活のことで頭がいっぱいでした。

(まだまだ、こどもすぎましたね。。。)

でも、いつか父がこう言っていたのを、
この頃になって鮮明に思い出します。

「いつも娘がいたはずの部屋の扉を開けても、
もうそこに娘はいない。
いなくなってしばらくの間はものすごく寂しい気持ちになった。」
と。

長い間、大切に育ててくれ、
どんな状況のときにも近づきすぎることなく、
少し離れたところから見守ってくれて、
必要なときには手を差し延べてくれた父。

ピアノのことは全くわからない父ですが、
私がピアノに一生懸命になっているときも、
また、反対に全く弾かなくなってしまったときも、
何も言わずに静かに見守ってくれました。


数年前までわかっていなかった「親の気持ち」が、
私自身も親となり、息子たちを育ててみると、
自分の心と重なって、胸に痛いほどに突き刺さります。

父にとってはこの先もずっと、娘はとても大切な存在。

母と二人で一生懸命育てた大切な娘。

それが、私。

両親と今後のこと、ゆっくり話し合っていきたいと思います。




2014年5月22日木曜日

もっと高いところへ♪















過ごしやすい気候が続いていますね。

自宅のジューンベリーの実がなりました。
息子たちが収穫をしてくれましたよ。


さて、だいぶ前なのですが、
「どうせ悩むならもっと高いところで悩もうよ。」
って、ある大切な人から言われたことがあるんです。

小さいことでクヨクヨしたり、
狭い世界でこじんまりと物事を考えている自分が顔を出したときに、
いつもその言葉を思い返すようにしています。

でも、「もっと高いところ」って一体どんなところなんでしょうね。

おそらくそこはまだ私の知らない場所、
まだ見たことのない地平なんだろうな。

せっかく生きるなら、
もっと高いところへ行く自分を見てみたい。

まだ見ぬ力を発揮している自分を見てみたい。

そんなことを思いながら、
今後の自分の行く先を考え、
日々を過ごしています。

今月も4名の新しい生徒さんとの出会いがありました。

一人ひとりの可能性を引き出せるようなレッスン、
個々の目的、目標に合ったレッスンを
心がけていきたいと思います。

生徒さんたちにもたくさんの未来や希望が詰まっているから、
それを開花させることができるように。

大切な芽を摘んでしまうことのないよう、
大らかな心で接していきたいと思っています。









2014年5月16日金曜日

お母様方へ♪

お母様方から子育てに関する様々なご相談をいただきます。

「自分の子に、もっと上手に関わってあげたい。
でもつい余計なことを言ってしまったり、時間を作ってやれなかったり・・・。」

「練習をまったくしようとしません。それでもピアノを続ける意味はあるんでしょうか?」

「もっと高い目標を持ってピアノに取り組んでほしいんですが、
本人今の現状に満足してしまっています。」

私自身も共感させていただくことが多々あり、
自分の過去を振り返ったり、
またそのときに母親はどんな思いだったのだろう、と考えたり、
現在の息子たちとの関わりを反省しながら
お話伺わせていただいています。

こういったことってなかなか人に打ち明けられなかったり、
一人で悶々と思い悩んでいることがあるのかもしれません。

もっと気軽にこれらを話せるような環境があれば、
私たち母親ももっと気持ちを楽にして我が子と関わることができるのではないか、
そう思っています。

悩みを共有して、一緒に解決していけるような、
そういう場があったらいいなって。

7月に開催予定のサマーコンサート。
今回はコンサート終了後に保護者の方々に一言ずつ、
日頃のお子様のご様子などお話いただけたら、
と考えています。

あ、堅苦しい感じは私も苦手なので、
気楽にお考えいただいたら構いませんよ。笑。

ピアノとお子様に関するお話、皆さんで共有しませんか。



写真は自宅に咲いたラベンダー。
満開です!

今が一年で一番過ごしやすい季節ですね。








2014年5月8日木曜日

サマーコンサートに向けて始動♪

皆様ゴールデンウイークは楽しく過ごされたことと思います。

レッスンは通常通り行なっていたのですが、
日頃お会いする機会の少ないお父様方がレッスンに付き添って下さったり、
送り迎えに来て下さいました。
お目にかかれて嬉しかったです。
ありがとうございました。


さて、今年も7月の土曜日に自宅にてサマーコンサートを開催いたします。

今回は更に少人数制にして、
生徒さんのご家族に、
ゆとりを持って演奏をお聴きいただける空間・時間を作りたいと考えています。

日程はほぼ決定しましたので、
近いうちにメールにて保護者の皆様にお知らせいたします。

お母様はもちろん、お父様方のご来場も心からお待ちしております。

楽しいひとときを作りあげることができるように、
少しずつ準備を進めてまいります。



写真はゴールデンウィーク中に植えた野菜の苗。
ミニトマト、キュウリ、ナス、ズッキーニ、コーン、オクラ、枝豆。

息子たちにせがまれ、せっせと畑を耕しました。笑。





2014年5月5日月曜日

友人からのメッセージ♪
















こどもの日ですね。
写真は次男が幼稚園で作ってきた鯉のぼり。


「一音の響きを大切にしたい、
そこに焦点を当てた指導を導入から大切にしていきたい」
という話をブログに書いています。
http://pianist-sakura.blogspot.jp/2014/03/blog-post_30.html

建築のデザインをしている友人が記事を読んでくれ、
「これは建築の世界にも、
また、スポーツとかいろんな世界に共通して言えることなんだよね。
ベーシックはとても大切。」
といったメッセージをくれました。

異なる分野の方からこうしてメッセージをいただけるのは本当に励みになり、
紆余曲折しながらも私が今もなお、探り続けている「ピアノ」の世界を
もっともっと知りたいな、わかるようになりたいな、
と、更に気持ちが動くきっかけになりました。

そうそう、その方は大学時代の部活の先輩。
私、他の大学のラグビー部のマネージャーしてたんです。

そこでの出会いや思い出は私にとって、
なくてはならない宝物です。

今は皆、それぞれの分野で頑張っていて、
その姿も今の私の大きな原動力になっています。



2014年5月1日木曜日

今の私にできること♪

ピアノ教室をしていることで私ができることってピアノを指導することだけじゃないんだ、
と感じています。

ここ1年あまり、お母様方が子育てに関する悩みをメールで知らせてくださったり、
レッスンの際にお話に来てくださることがとても増えました。

真剣に我が子と向き合っているがゆえに本当に苦しかったりすることが、
どこのご家庭にもあるのだ、という事実。
そしてそれをどこにぶつけたらよいのかわからずに一人で悩んでいることが
とても多いのではないかなって気づきました。

私は今はまだ5歳と3歳の息子の母親でしかないから、
小学生以上のお母様のお話は自分のこども時代を思い返してみたり
想像することでしか考えていくことができない部分もあるけれど、
それでもお母様方に
先生にメールいただいて気持ちが軽くなりました」とか、
今日直接お話できてよかったです」などと言っていただけると、
とても嬉しいです。


写真は大学の入学祝いの一つに母がプレゼントしてくれたブラウス

私の場合、第一志望学科に行けなかったから入学式の日から毎日、
気持ちが本当に沈んでいました。

でも「このブラウス着て、大学に通わせてもらってよかった!」って
今日、衣替えしていてこれを見つけたとき、本心で思いました。

過去に母親との関わりの中で相当の葛藤があったけれど、
母は母なりに愛情もって私を一生懸命育ててくれたんだな~って。


それにしても、今の私にはもう花柄ブラウスは似合わないかな。。笑。