2014年4月11日金曜日

次男の初登園日に思うこと

次男がこの春から幼稚園に通い始めました。

昨日は初登園。
先日の入園式ではなぜか終始ぐずっていましたが、
お兄ちゃんと一緒に機嫌よくバスに乗り込みました。

長男が産まれたときから続いていた私の「育児どっぷり生活」に
ついに終始符です。

ここ数年を振り返って・・・
育児生活から得た沢山のことは、
私を大きく成長させ、心を強くしてくれました。

思えば、結婚して京都に来た頃は、
近所の方に「うちの子にピアノ教えて」と頼まれれば引き受ける程度。
自分から進んで教室をアピールすることもなく、
ひっそり細々と教室をしていました。

その後少したって「こどもが欲しい」と思い始めたんですが、
しばらくはなかなか授からなくて、
「こどものいる生活」、「育児に追われる生活」にものすごく憧れました。

治療を経て、ついに長男を妊娠。
そのときにまず頭に浮かんだのが、
「妊娠を理由にピアノ教室を辞めよう。」

その頃はまだ、生きていく中での様々なことに対して私は弱気だったのです。
自信のなさが私をそうさせていました。
以前ブログにも書いた過去の挫折の数々(実はまだブログに書けていないものもある)
が尾を引いていました。

けれども4人いた当時の生徒さんたちは皆とても素直で可愛らしく、
また保護者の方々が温かく見守ってくださり、
私は指導を続けようと考えることができました。


長男出産後、育児に追われる生活が始まったと同時に、
なぜか「ピアノ指導をもっともっと頑張りたい!」
という思いがとても大きくなっていきました。

長男からたくましく生きるパワーをもらっていたのかもしれません。
生徒さんが増え始めたのもその頃からです。

そして、兄弟がいたほうが良いだろうと思い、
もう一人産もうと決意したけれど
こどもが出来にくい体質だとわかっていたので、
長男の授乳も早めに切り上げ、再び治療開始。
思いがけずすぐに次男妊娠、出産。

当時、長男まだ1歳。
次男を毎日背中に負ぶって、長男をベビーカーに乗せて、
真夏の太陽照りつける日も、冬の雪の降る日も
自宅前の長い坂を必死に上っていた日々。
こどもたちのワガママに一人でひたすら耐え続ける日々。
今思い返しても2度と戻りたくない日々です。笑。

もはや育児の逃げ場(?!)とも言えるほど、
私の頭の中はピアノ指導のことを考えるようになりました。
育児がどんなに困難でも、
ピアノ指導は私にとって自分の世界を保つことができる
唯一のものになっていました。
それによって気持ちを整理したり、
入れ替えたりすることができていたようにも思います。

そんな怒涛の数年。

育児で身につけた、生きるパワー、困難や問題を対処する力、
コミュニケーション能力、行動力など
すべてが指導にプラスになっていると感じています。

息子たちは私を大きく成長させてくれました。
私にとってとても大切な存在です。

これから先、彼らに負けないくらい私も飛躍していきたいです。











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