次男がこの春から幼稚園に通い始めました。
昨日は初登園。
先日の入園式ではなぜか終始ぐずっていましたが、
お兄ちゃんと一緒に機嫌よくバスに乗り込みました。
長男が産まれたときから続いていた私の「育児どっぷり生活」に
ついに終始符です。
ここ数年を振り返って・・・
育児生活から得た沢山のことは、
私を大きく成長させ、心を強くしてくれました。
思えば、結婚して京都に来た頃は、
近所の方に「うちの子にピアノ教えて」と頼まれれば引き受ける程度。
自分から進んで教室をアピールすることもなく、
ひっそり細々と教室をしていました。
その後少したって「こどもが欲しい」と思い始めたんですが、
しばらくはなかなか授からなくて、
「こどものいる生活」、「育児に追われる生活」にものすごく憧れました。
治療を経て、ついに長男を妊娠。
そのときにまず頭に浮かんだのが、
「妊娠を理由にピアノ教室を辞めよう。」
その頃はまだ、生きていく中での様々なことに対して私は弱気だったのです。
自信のなさが私をそうさせていました。
以前ブログにも書いた過去の挫折の数々(実はまだブログに書けていないものもある)
が尾を引いていました。
けれども4人いた当時の生徒さんたちは皆とても素直で可愛らしく、
また保護者の方々が温かく見守ってくださり、
私は指導を続けようと考えることができました。
長男出産後、育児に追われる生活が始まったと同時に、
なぜか「ピアノ指導をもっともっと頑張りたい!」
という思いがとても大きくなっていきました。
長男からたくましく生きるパワーをもらっていたのかもしれません。
生徒さんが増え始めたのもその頃からです。
そして、兄弟がいたほうが良いだろうと思い、
もう一人産もうと決意したけれど
こどもが出来にくい体質だとわかっていたので、
長男の授乳も早めに切り上げ、再び治療開始。
思いがけずすぐに次男妊娠、出産。
当時、長男まだ1歳。
次男を毎日背中に負ぶって、長男をベビーカーに乗せて、
真夏の太陽照りつける日も、冬の雪の降る日も
自宅前の長い坂を必死に上っていた日々。
こどもたちのワガママに一人でひたすら耐え続ける日々。
今思い返しても2度と戻りたくない日々です。笑。
もはや育児の逃げ場(?!)とも言えるほど、
私の頭の中はピアノ指導のことを考えるようになりました。
ピアノ指導は私にとって自分の世界を保つことができる
唯一のものになっていました。
それによって気持ちを整理したり、
入れ替えたりすることができていたようにも思います。
そんな怒涛の数年。
育児で身につけた、生きるパワー、困難や問題を対処する力、
コミュニケーション能力、行動力など
すべてが指導にプラスになっていると感じています。
息子たちは私を大きく成長させてくれました。
私にとってとても大切な存在です。
これから先、彼らに負けないくらい私も飛躍していきたいです。