今回は「子どもの心の成長過程を知り、子育てに活かす」というテーマ。
レジュメの最初にはこんなふうに書かれていました。(大まかに抜粋)
「『子育てには自分軸を持ちましょう。』
と言われても、実際何を基準に軸を決めるのか、
日々こどもと向き合う中で戸惑うことはたくさんあります。
こうした方が良いだろうと思っても、
逆にこどもの芽を摘んでいることもあります。
子どもの心の成長過程を把握することで、
周りに大きく振り回されることが少なくなります。
それを自分の子育ての中にどう活かしていくかを
皆で見つけていきましょう。」
講座では、子どもの心の成長過程を知るために、
生まれたときから大学生になるまでを5段階に分け、
それぞれの時期にはどんな成長があり、
親はどんなふうに見守ってあげたら良いのかを学びました。
一つ一つの時期を細かく見ていくうちに、
私も自分がこどもだった頃、
それぞれの時期に自分はどんなことを思ったり考えたりしていたのか、
また、父や母は私にどのような体験や経験をさせてくれ、
どんなふうに接してくれていたのか、
どんなふうに見守ってくれていたのか、
など、色々と思い出されました。
10月からこの講座を受け始めたわけですが、
それ以来、どちらかというと、
「どうして私にこういうふうに接してくれなかったんだろう」
とか、
「こんな家庭がよかったのに私のところはそうじゃなかった」
とか、
自分の育ってきた環境のマイナスな面が目に付いてしまっていました。
けれども、今回、
両親が私にしてくれたこと、
楽しかったこと、嬉しかったことなどをたくさん思い出しました。
少なくとも小学生の頃まではとにかく好奇心旺盛で
なんでもチャレンジするような子だった私に、
できる限り色んなこと経験させてくれ、
娘の持っている良さを伸ばしてあげたいと、
彼らなりに必死になってくれていたのです。
父だって母だって、
幸せで温かい家庭を築きたいと常に思っていたに違いありません。
娘が幸せになるために、彼らなりに最善を尽くしてくれていたこと、
今更なのですが、いつになくものすごく思い出しました。
今日学んだ中に、
「完璧な親なんていない」っていうのがあったのですが、
私のほうが両親に「完璧な親」を求めていたのかもしれません。
(両親に謝りたくなってきました。。)
今回この講座受けるようになって、
受けていなかったら自分の心にしまったままであろう親子の関係に対する
私の思い、そして両親の思い、
たくさんのことを振り返り、考えるきっかけを与えてもらっています。
私がこうして過去を振り返ったり、学んだことについて考えて、
これからの人間関係をより良くしていきたいと前を向くことで、
自分自身も家族も生徒さんも友人も、
周りの皆が幸せになれるきっかけが見つかればいいな、
と思っています。