2024年11月18日月曜日

クリスマスコンサートに向けてミュージックベル練習♪

 









こんにちは。

木幡平尾ピアノ教室です。

木々の色づきがとても美しい季節です。

皆さまいかがお過ごしでしょうか。


教室では来月のクリスマスコンサートに向けての取り組みを進めています。

お一人お一人のピアノ演奏に加え、今回もミュージックベルの合奏に挑戦していただく予定です。



昨年は小学生以下の生徒さんは「あわてんぼうのサンタクロース」、中学生以上は讃美歌「あめのみつかいの」(重奏)を合奏していただきました。

(昨年のクリスマスコンサートの様子はこちらです)

今回はJ.Sバッハの名作「主よ人の望みの喜びを」のミュージックべル用楽譜を作り、練習に取り掛かっていただいています。











私自身、以前この曲のミュージックベル生演奏を聴く機会があり、その際にとても感動を覚えました。

ぜひ、教室の生徒さんたちにもこの曲に親しんでいただきたいと思い、選曲しました。

すでに練習用の動画を各ご家庭にお送りしましたが、レッスン時にも少しずつ練習をしています。

実は、特に小さな生徒さんには今回の曲は難易度が高いかな、少しやってみて難しいようだったら曲を変更しようかと考えておりました。

けれども予想以上に皆さん興味を示してくださり、一生懸命練習してくださるので、予定通りこちらの曲を演奏していただこうと思います。

全員で合わせるのは本番のみになりますが、今からとても楽しみです。


さて、今回の記事ではお知らせをもう一つ。

毎年、ご希望の生徒さんにご参加いただいております合同発表会『ピティナピアノステップ醍醐地区』、本年度の開催が決定しましたのでお知らせいたします。

(ピティナステップについて詳しくお知りになりたい方ははこちらをご覧ください)


日程:2025年 2月9日 (日) /申込締切:2025年1月6日 (月)

場所: 京都市東部文化会館 創造活動室

詳細はこちらです。


大きなホール・舞台で演奏できる貴重な機会です。

著名なピアニストの先生やピアノ指導界でご活躍されている先生から直筆のアドバイスを頂戴することができ、ステップ参加後も前向きにピアノの練習ができるようになります。

醍醐地区は場所も近いのでご興味お持ちの方はぜひご検討ください。

ご参加にあたり、ピティナのホームページ内、注意事項等をよくお読みくださいませ。


なお、同時期に京都三条地区のピティナピアノステップも開催されます。

こちらも併せてご検討ください。


日程:2025年 2月11日 (火・祝) /申込締切:2025年1月6日 (月)

場所:JEUGIA三条本店 5F スタジオJ-SQUARE 

詳細はこちらです。



クリスマスコンサート、ピティナピアノステップ、ご質問やご相談がございましたら何なりとお知らせください。





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無料体験レッスン実施しています。

お子様はもちろん、大人の方も大歓迎です。

まずはお気軽にお問い合わせください。↓

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2024年10月24日木曜日

作曲に挑戦♪

 









こんにちは。

木幡平尾ピアノ教室です。

いつもご覧くださりありがとうございます。


10月もあっという間に終盤です。

皆さまいかがお過ごしでしょうか。


教室では、12月開催予定のクリスマスコンサートに向け、始動しています。

今回も生徒さんたちご自身がお好きな曲を選び、本番に向けて練習に励んでくださっています。

近年はインターネットで気軽に弾きたい曲を探すことができ、とても便利な時代になりました。

お一人お一人、様々なジャンルの曲に興味を持ってくださって、「この曲を弾きたい!」と私に教えてくださいます。

レベルが少し高い場合は、その生徒さんに合ったレベルの楽譜を探したり、市販のものがない場合は私が編曲をして楽譜を書きます。


弾いてみたい曲がなかなか思い浮かばない生徒さんには、こちらからいくつかご提案し、その中から気に入ったものを選んでいただきます。


そんな中、今回、ご自分で作曲してみたいとおっしゃる生徒さんがいました。

小学1年生なのですが、私がレッスンの際に「先生は1年生のころ作曲して遊んでたよー」と何気なくお話しすると、「いいなー!私もやってみたい!」とのこと。

次週のレッスンの際、お家で考えてきたモチーフをいくつか弾いてくださいました。

録音し、今、少しずつ肉付けをしている最中です。

タイトルをつけ、構成を整え、伴奏を考え、と、やること満載ですが、とても楽しそうに取り組んでくださっています。

ちなみに、小さな曲をいくつか作り、それぞれに動物の名前のタイトルをつけています。

ぞう、りす、とり、ライオン、うさぎ、など。

今のところ「組曲」という形で完成させていきたいと考えています。


ご本人が弾いてくださるものを私が聴き取って楽譜にしているのですが、

今度はそれを「自分で五線譜に写したい!」と張り切っておられました。

興味を持って取り組まれる姿を見ると、こちらもお伝えしたいことがどんどん沸いてきて、とてもワクワクします。

クリスマスコンサートが終わりましたら、聴音も少しずつ指導していきたいと思っています。


作曲はイマジネーションを膨らますことのできるとても楽しい作業です。

ご興味のある方がおられましたらぜひ曲を作ってみましょう。

お気軽にお声かけ下さい。

もちろん大人の方も大歓迎です。



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2024年9月26日木曜日

ヴォーカルライヴ出演記録♪

 こんにちは。

木幡平尾のピアノ教室です。

9月も終盤、ようやく秋の気配を感じる気候になりました。

みなさまいかがお過ごしでしょうか。


昨年に続き、元生徒の実莉ちゃんとお父さまがヴォーカルライブを開催されるとのことで、伴奏者として参加いたしました。

(昨年のライヴ記事はこちらです)


会場は昨年と同じ、宇治橋近くのカフェ&フリースペース「宇治日和」さんです。



















当日は深夜から雨が降り続き不安定なお天気でしたが、開場前にようやくあがりました。

カフェのオーナーご夫婦とは一年ぶりの再会でしたが、変わらずとてもお元気そうで気さくに迎えてくださいました。











バルコニーからの眺めは本当に癒されます。

これからの季節、ゆっくり時間を過ごすのに最適な空間です。

オーナーご主人が淹れてくださるコーヒーもとってもおいしいです。













コーチングを日頃から学び、その分野でも幅広く活動、活躍しておられるお父さま。

今回のライヴでも、コーチングを踏まえた子育てにまつわる話題を中心に、心温まるお話をしてくださいました。

お話の内容と歌のパフォーマンスが重なり合って、より観客の皆さまの心に響いたのではないかと思います。


プログラムは、

1. 「アイドル」YOASOBI  ←実莉ちゃんピアノソロ

2 .「明日はきっといい日になる」高橋優   

3.「桜」河口恭吾 
 
4.  「ぱんぱかぱんぱんぱーん」 ←実莉ちゃん歌唱

5.「きみいろ」 ←実莉ちゃん歌唱

6.「ツバメ」YOASOBI  ←実莉ちゃん歌唱&ダンス

7.「手のひらを太陽に」 ←観客の皆様も一緒に歌唱

8.「あなたがここいいて抱きしめることができるなら」miwa

9. 「ぼよよん行進曲」












お父さまの歌唱力、実莉ちゃんの元気いっぱいの歌声とダンスのパフォーマンス、ともに昨年よりもグッとパワーアップしていて、お客さまの心をを引き寄せていました。

愛情いっぱいのステージ、ご一緒できてとても光栄でした。


「手のひらを太陽に」は観客の皆様も一緒に歌ってくださり、元気いっぱいの空気に包まれました。

お客様とともにその場の空間を作り上げ、盛り上げることができるのは生のライヴならではの醍醐味です。


すべてのプログラム終了後も拍手をたくさんいただきまして、アンコールに

「ありがとうの花」、

「home」木山裕策、

2曲演奏いたしました。





たくさんの歓声に包まれて、ライヴを終了することができました。


観に来てくださった皆さま、

宇治日和のオーナー様、

そして実莉ちゃん、

お父さま、お母さま、

素敵な時間をご一緒できたこと、大変嬉しく思います。

ありがとうございました。




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2024年8月26日月曜日

サマーコンサートのご意見ご感想をありがとうございました♪

 こんにちは。

木幡平尾のピアノ教室です。

厳しい暑さが続きますが皆さまいかがお過ごしでしょうか。

レッスンにお越しいただいた際に、生徒さんたちからご旅行や帰省のお土産話を楽しく聞かせていただいています。

海やプール、キャンプ、お祭り、大文字・・・

皆さん本当に楽しそうにお話ししてくださいました。

楽しい思い出ができたようで何よりです。


私は今夏もピティナピアノコンペティションのスタッフをしました。










今回は舞台袖でアナウンス等の仕事を担当。

参加者のこどもたち、そして指導者やお母さまがたとの関わりはとても貴重な体験です。

大変勉強になりました。


さて、先月開催いたしましたサマーコンサート、ご意見・ご感想を保護者の方々にお寄せいただきました。

皆さま、貴重なお声をありがとうございました。

今後のピアノ教室運営、イベント開催に活かして参ります。

以下、ブログ掲載のご承諾をいただいた方のご感想です。



・サマーコンサートの開催、ありがとうございました。

人前で演奏する緊張感を持ち、曲をしっかり仕上げる努力をするきっかけになりました。

音楽かるたも楽しく学べてよかったです。

先輩方の素晴らしい演奏を聴かせていただくこともできて感動いたしました。

今後とも宜しくお願いいたします。

(小3の生徒さんの保護者様)



・今年もサマーコンサートを開催くださりありがとうございました。

今回も先生のご指導のもと、本人なりに努力し当日を迎えることができました。

本人は緊張していなかったそうなので落ち着いて演奏できたのはよかったと思います。

だんだんと忙しくなる中、なかなか練習時間も限られてきますが、これから自分に合った方法でステップアップしていってもらいたいと思います。

中高生のお姉さんがたの演奏、素晴らしかったです。

刺激をいただけたようです。

ありがとうございました。

(小4の生徒さんの保護者様)


・サマーコンサートの開催ありがとうございました。

長男は片手のみになってしまい、親としては頑張ってほしかったですが、本人は大好きな恐竜のテーマを弾くことができて喜んでおりました。

長女は今回初めてペダルを踏んでの演奏で、よい経験をさせていただきました。

いつも家でのサポートがきちんとできておらず申し訳ありません。

皆さまとても素晴らしい演奏で感動しました。

特に中高生の演奏を生でお聴きするのは初めてでしたので、新鮮で子どもたちにとっても刺激になったと思います。

音楽かるたも楽しんでおりました。

また、素敵なプレゼントも喜んでおりました。

ありがとうございました。

(小3・小6の生徒さんの保護者様)



・今回のサマーコンサートでは自分より年下の子たちの前でも披露する機会を与えていただき、いつもとは一味ちがう緊張感をもって演奏できたのではないかと思います。

当日まで、弾いているのを聴いていなかったので、こんなに弾けるようになっているとは思いもよらず、サプライズ!でした。

選曲もあると思いますが、演奏の向こうに聴き手がいる、というのを意識できていると思いました。

いつもアットホームな中にも緊張感があって、素敵なコンサートをありがとうございました。

(中3の生徒さんの保護者様)


・サマーコンサートに参加させていただき、ありがとうございました。

久しぶりの参加で、娘も私もワクワク・ドキドキしていました。

そして、小さい頃からの夢も果たせたことを嬉しく(ゲスト出演)思いました。

幼稚園児のときに「いつか私もあのお姉さんみたいにみんなの前で弾きたいの!」と言っていたことを叶える日が来るなんて感慨深いです。

本番の演奏に向けてたくさん練習し、その中でつまずきもあり、気づきもあり、最終的にはどのように自分が弾きたいか、イメージをふくらませ、時には歌いながら気持ちを入れてみる、など、自分なりに考えて練習していました。

その姿はまるで「思春期の自分自身に向き合っている娘の姿」でした。

4才のころからピアノを始めて中3の今まで、先生のご自宅のピアノを弾くと小さかった頃の娘と今を比べて成長を感じます。

様々な思いをして今の演奏があるのだと。

そして小さい頃から先生に見ていただいていることにも感謝いたします。

これからもピアノ、音楽で自分自身を表現、発見して成長してほしいです。

これからもよろしくお願いいたします。

(中3の生徒さんの保護者様)


・いつもコンサートの企画をありがとうございます。

中高生になるとみんなそれぞれの音楽の世界観が広がるようで、聴かせていただいてとても楽しかったです。

先生と生徒さんの連弾、特に素晴らしかったです。

ありがとうございました。

(高1の生徒さんの保護者様)



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2024年7月22日月曜日

2024年度サマーコンサート開催記録♪



 こんにちは。

木幡平尾のピアノ教室です。

いよいよ夏休みですね。

皆さまいかがお過ごしでしょうか。


教室では7月中旬にサマーコンサートを開催いたしました。

自宅レッスン室にて3部に分かれての開催です。

生徒さんたちはご自分で選んだ曲を、当日まで一生懸命練習し、演奏してくださいました。

お父さま、お母さま、今回はお祖母さまも聴きに来てくださった方がいらして、程よい緊張感の中での発表となりました。

前回のコンサートよりも皆、成長しておられ、素晴らしいコンサートになりました。


ご承諾いただいた方の中から、代表で数名のお写真掲載いたします。




















































































今回は小さな生徒さんたちの部に中高生がゲスト出演してくださいました。

「かっこよかった!」「すごくてびっくりした!」と、憧れの的になっていました。

ご協力くださった中高生の生徒さんがた、素敵な演奏をありがとうございました。


































演奏が終わった後は、毎回恒例のレクリエーションです。

今回は「音楽かるた」を楽しみました。

楽語をゲーム感覚で覚えることのできるアイテム。

どの部も大盛り上がりでした。

















そして、今回の参加賞は生徒さんたちのリクエストによりお菓子にしました。

レモンアソート巾着(レモンケーキ・レモンブッセ・マドレーヌのセット)です。













コンサート後、お一人お一人に講評を兼ねてお手紙を書き、レッスン時にお渡ししています。

















保護者の皆様、当日までご自宅での取り組み等、サポートしてくださり本当にありがとうございました。

お子様たちがこうしてピアノを続けてくださること、大変嬉しく思います。

これからも、生徒さんたちの「ピアノが好き!」という気持ちを大切に、指導にあたって参ります。

ありがとうございました。



《今回のコンサートの主な演奏曲》


【第一部(小1~小3)】

・「夢をかなえてドラえもん」 黒須克彦作曲

・「こいぬのビンゴ」 アメリカ民謡

・「10人のインディアン」 アメリカ民謡

・「ドナルドおじさん」 アメリカ民謡

・「小さな世界」 シャーマン作曲

・「こいぬのマーチ」 外国曲

・「ジュラシックパーク」 ジョン・ウィリアムズ作曲

・「どこまでも」 リン=マニュエル・ミランダ作曲

・「タランテラ」 外国の曲

・「木こり」 ストレレツキ作曲

・「ハイキング」 外国の曲


【第二部(小1~小6)】

・「お人形の夢と目覚め」 エステン作曲

・「アラベスク」 ブルクミュラー作曲

・「インディアンの踊り」 ギロック作曲

・「炎」 梶浦由記作曲

・「かわいいアウグスティン」 スワビア民謡

・「フランス人形」 ギロック作曲

・「手品師」 ギロック作曲

・「ドキメキダイアリー」 Chinozo作曲

・「貴婦人の乗馬」 ブルクミュラー作曲

・「真夜中の火祭り」 平吉毅州作曲


【第三部(中高生)】

・「アラベスク」 ブルクミュラー作曲

・「アンコール」 Ayase作曲

・「狩り」 ブルクミュラー作曲

・「ウインナーワルツ」 ギロック作曲

・「ふたたび」 久石譲作曲

・「ソナチネOp.36-3 第一楽章」 クレメンティ作曲

・「スペイン舞曲Op.12より第3番イ長調」 モシュコフスキー作曲

・「愛の夢」 リスト作曲

・「残酷な天使のテーゼ」 佐藤英敏作曲




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2024年6月25日火曜日

ピアノを弾くのが辛くなったとき












こんにちは。

木幡平尾のピアノ教室です。

6月も終わりに近づき、ようやく梅雨入りが発表されました。

皆さまいかがお過ごしでしょうか。

教室では来月中ごろに開催予定のサマーコンサートに向け、準備を進めています。

皆さまお一人お一人のペースで練習に励んでくださっています。

今回は小さな生徒さんたちの部に中高生がゲスト出演してくださることになっています。

お兄さん、お姉さんの演奏、楽しみにしていてください!




さて、先日、中高生のレッスンで「先生はピアノが嫌になったことないんですか?」とご質問がありましたのでお答えしたいと思います。

結論から申し上げますと、私自身は幼少期~現在まで、「ピアノが嫌になった」記憶はありません。
しかし、音楽大学に入ってから「ピアノを弾くのが辛くなった」時期はありました。


もちろん、子どものころから落ち込んだり悔しい思いをすることはありました。

例えば、小学6年生の時に受けたコンクールで思うように弾けず、くじけそうになったことがありました。

しかし、数日後には前を向いて練習を再開することができました。

その後もこの程度の出来事は何度もありましたが、本当に辞めたいとは思いませんでした。

いつも「ピアノがうまくなりたい!」という一心で乗り越えていました。

その思いを持ち続けて受験に挑み、音楽大学に入学することができました。


しかし入学後、人生で初めて「ピアノを弾くのが辛い。」と思うようになります。

一番の理由としては、「自分の才能の位置を知った」ことだと思います。

①周りには自分より才能のある人ばかり。
しかも今後どうあがいても到底追いつくことのできないような、生まれ持ったものの違いを感じた。

②レッスンの際、先生の求めることが高度すぎて消化できない。
(先生はピアニストとして第一線でご活躍なさっている方でした。)


周りの学生も、先生も、とにかくレベルが高く、それは自分がこれまで行ったことのない、見たことのない環境でした。

もっと早い段階で自分の位置に気が付けば何かしら策を取れたのかもしれませんが、私が気付いたのはこの時期になってからでした。


それでも年に一度の学内選抜コンサートには出たいと思い、オーディションに向けて練習をしていました。

けれども先生と嚙み合わない毎週のレッスン。

自分の理解力・技術力のなさ、先生に対する申し訳なさ、何をどうしたらよいのかわからなくなり、ピアノを弾くのが辛くなっていきました。

追い詰められてすっかり自分を喪失してしまいました。


さらに別の角度から追い打ちをかけたのが、就職活動です。

教員免許や楽器店のグレード等、その他音楽以外の資格もいくつか、少しでも就職に繋がりそうなものを取得し、できる限りのことはしたつもりでしたが結果に繋がりませんでした。

当時は就職難だったこともあり、私だけでなく周りの多くの音大生も同じような状況でした。

ここで、「ピアノ(あるいは他の専攻楽器)が上手いからといって就職できるわけではない」という事実を知ったのは救いだったのかもしれませんが、「今まで続けてきたことは一体何だったんだろう」という虚無感がものすごく、益々まともにピアノを弾ける状況ではなくなっていきました。

本当に毎日泣いてばかりで両親にも心配をかけたと思います。



こうして当時は精神的に疲れて果ててしまっていましたが、今、時を経て振り返ると、そのような苦い経験は確実に私の中でプラスになっていると感じます。

日々、生徒さんたちの気持ちに寄り添うことが何より大切だと考えて指導していますが、
挫折を経験したからこそ、彼らの気持ちがわかる瞬間がとても多くあります。

苦い経験も私の人生においては必要なことだったんだ、とピアノ教室を始めてからはよく理解できるようになり、前向きに捉えられるようになりました。

(ピアノ教室をはじめたきっかけについてはこちらに書いています。)


私の過去の話が役に立つのかどうかわからないのですが、生徒さんたちが将来のことを考える際に少しでも参考になればと思い、書きました。

もし他にもご質問がありましたら、どんなことでも気軽に聞いてください。







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2024年5月30日木曜日

「先生はいつからピアノ教室をしているんですか?」

 





こんにちは。

木幡平尾のピアノ教室です。

爽やかな五月晴れ、どこかに出かけたい気持ちに駆られます。

皆さまいかがお過ごしでしょうか。


教室では今月は「リズム習得強化月間」として、レッスンの中で「リズムを正確にとる」練習をしています。










と言いますのも、現在、サマーコンサートに向けて皆さん練習に励んでくださっています。

その中で特にポップスやジャズを弾きたい場合、比較的易しいレベルの楽譜でも複雑なリズムが出てくることが多々あります。

リズム感を養わないことにはどうにも演奏が成り立たない、という事態になってしまうので、それを何とかクリアしたいと思ったのがこの取り組み実施の発端です。

生徒さんお一人お一人のレベルにあった教材を使用しながら、まずは片手で楽譜通りにリズムをたたく、慣れてきましたら左手は拍子を、右手は楽譜通りのリズムを同時に。

そして両手別々のリズムをたたく課題。

皆さん楽しみながらも真剣に取り組んでくださっています。

色々なリズムをたたけるようになると、この課題はとても楽しく、やみつきになりますよ!


さて、先日、進路に悩む生徒さんから「先生はいつからピアノ教室してるんですか?」とご質問いただきましたので、それにまつわるお話をいたします。










↑ご質問を受け、自分の過去を振り返ると同時に、関連書籍を図書館で借りて読み進めています。


私は今から18年ほど前にピアノ教室を始めました。

2006年頃です。

結婚と同時に東京から宇治市に引っ越し、最初は社宅に住むことになりました。

部屋にピアノが搬入されるのを見たご近所の方々に「うちの子にピアノ教えてくれない?」と頼まれたのがこのピアノ教室の始まりです。

初めての生徒さんは、同じ社宅に住む就学前の女の子お一人、小学生の女の子お二人。

その後、当時通っていたスポーツクラブのプールで仲良くなった主婦の方と、福祉施設で演奏ボランティアをしたときに出会った方のお孫さんも通ってくださることになりました。


音大卒業後、結婚までの2年ほどは音楽とは関わりのない仕事をしていたのですが、こうしてまたピアノを再開しました。


いざ指導を始めると、とてもやりがいを覚え、使命感を感じるようになります。

少しでも良い指導ができるように、と京都をはじめ大阪や奈良での指導セミナーに通い始めました。


2年くらいして社宅を出ることになり、現在の木幡平尾の自宅に引っ越しました。

こちらに移ってから、学童でのアルバイトも始めたので、近所の小学生たちと親しくなりました。

私の家の玄関にピアノ教室の小さな看板があるのを見た小学生たちが、ピアノを習いたいと言って通ってくださるようになりました。


そうこうしているうちに二人の息子の妊娠・出産が立て続けにあり、市の子育てサポート等を利用しながら細々と教室を続けていました。

息子たちを連れて集会所等の遊び場に通う日々。

そこで仲良くなったお母さまがたが、お子様を教室に通わせてくださるようになりました。


次男が幼稚園に入る頃には生徒さんが少しずつ増えていきました。

このブログを始めたのもその頃。

2013年です。

ブログを始めてからはこちらからお問い合わせいただくことが主となり、少し離れた場所から通ってくださる生徒さんも増えました。


その時々に出会った皆さまと繋がりを持たせていただくことで、現在に至るまでピアノ教室を続けることができています。

本当に感謝しかありません。

今、進路に悩まれている生徒さんたちに一番お伝えしたいのは、その時々の出会いを大切に、一日一日を精一杯生きることが未来に繋がっていく、ということです。

音楽の道でなくとも、これはどんな世界にも共通して言えることだと思います。


皆さまとの繋がりなくしては今この教室はありません。

いつも本当にありがとうございます。




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